PROFILE

株式会社コーチャーズ
宮﨑 真吾
今回は、株式会社コーチャーズの宮﨑社長に突撃インタビューしてきました!
開業のきっかけを教えてください
ずっと人事の仕事をしていたんですけども、人事という仕事を通して働く人の幸せを作っていきたいなと思ってましたが、人事という仕事は経営の一員として、人を経営方針にどう向かせていくか、社員をどうそっちの方向に向かせていくかっていうとこが役割になってくるので、次第に人事として出来ることに限界を感じていきました。
僕自身はもっと個人に対して何かをしたいという思いから、どんなことがいいかなと考えた時に福祉関係が良いなと思いました。
そこで、どうせ福祉をやるのであれば、自分が子供好きなのでお子さんの支援に繋がるものが良いと考え、放課後等デイサービスを開業しました。
サービスについて教えてください
今やってることは、放課後等デイサービスの運営です。
これは市内の障がいを抱えているお子さんの通所支援をやっている事業所を運営してます。
あとは開業の支援も行っていまして、放課後等デイサービスを開業したいっていう方に対して必要な知識であったりとか、人材の採用、資金調達や物件探しのお手伝いを実際に手も動かしながらさせてもらってます。
サービスの強みについて教えてください
開業支援をやってる会社さんって大手の会社さんがほとんどなので、正直、知識量や事例数に関しては、大手さんに比べると劣るところはあるんですけども、私自身の人事の経験と建設・不動産の経験を活かして、実際に手を動かしながらやらせていただいています。
開業時に実際に何で困るかっていうと、人材が採用できないという点と物件が見つからないっていうところでつまづいてしまう方がほとんどなので、そこに特化して、口だけじゃなくて手を動かしながら人探しと物件探し等もさせてもらってるっていうところが1つ強みです。
あとは大きな会社さんとは違って、経費もかかってないこともあって金額的なところで言うと、大手さんの大体半分ぐらいでコンサルタントさせてもらってます。
従業員の自慢をしてください
従業員の自慢するとこはありすぎるぐらいあります!
まずは従業員自身が自立していて、かつ主体的にみんなやってくれてるところです。
開業してから半年間は現場に入っていたんですけども、10月からは現場の責任者として社員に任せることができて、それぞれ自分たちで作り上げながら、自分たちでディスカッションしながらで、会社の理念についても非常にみんな理解をしてくれています。
自社の採用活動においても、僕が話さなくても会社の思いみたいなことを隣にいる従業員が伝えてくれたりしていて、非常にいいチームが今できてるなと思っています。
自慢することばっかりです。11人全員、自慢できるところがあるというところが自慢です!
会社を経営していて1番嬉しかった経験
会社を経営していて1番嬉しかった経験は、自分が思いを持って作り上げた会社で、その思いを形にしていくために動いてるのを、社員が自分に代わって他の方に伝えてくれていたっていうところですね。
一緒の船に乗ってくれてるんだなって実感できた時が嬉しかったです。
会社を経営していて苦しかったことや不足していることはありますか?
苦しかった経験はあまりないですが、これから起きるかもしれないと思っています。
まだまだ会社を立ち上げてすぐなんで、資金繰りのことをやっぱ考えなきゃいけないっていう点はあります。
それが嫌になるわけでもなく、今のところは日々楽しみながらできてるかなっていう風に思ってます。
会社で1番不足していることは、僕の営業力かなと思います。
いろんな能力を持った社員たちが集まっていて、自社でできることがあるんだけども、それを営業していけないというか。
僕自身、営業の経験だけはないので、そこをしっかり身につけて、社員たちが活躍できる場を、発揮できるお客さんをしっかり僕が見つけてこなきゃいけないのかなっていうところが1番ですかね。
これだけは負けないってことはありますか?
他の経営者さんもそうかもしれないけども、社員を大切にするっていう思いは非常に強く持ってるかなと思います。
本当に家族の次に社員1人1人のことを考えているのは多分僕だって思っています。
3年後のビジョンを教えてください
3年後としては、放課後等デイサービス事業を通じて地域で子供を育てるという体制づくりを作り上げたいなと思っています。
府中市という地域の中でも、子供たちや保護者の方たちへの支援が点で行ってる状態なので、 同じ放課後デイサービスの競合さんや同業種であっても、共同してやっていけたらと思い、少しずつ動き始めています。
例えば、◯◯くんの支援となった時に、それぞれで支援をするんじゃなくて、その支援や習い事も含めしっかり情報共有をしながら、その子にあった支援ができてるかどうかっていうところをやっていきたい。
本当の意味で、地域で子供を育てる、保護者の方だけに負担かけないで地域で大切な子供を育てていこうっていうのがこの府中市で作り上げられるといいなっていうのが3年後のビジョンですね。
10年後のビジョンはありますか?
10年後で言ったら放課後等デイサービスがなくてもいい日本にしたいです。
子供の数も減ってるっていうのもあるし、学校の数も減っていって、インクルーシブっていう障がいがあってもなくても、混ぜこぜになっていくと思うんです。
そうなると、一緒に支援していくっていうところが主体になってくるので、放課後等デイサービスだけでどうこうではなくて、学校や幼稚園、保育園で支援できていくっていうのが1つあるべき姿だとは思います。
必ずしも学校に行くっていう選択肢だけを取る必要もないっていうのは、ちょっとまた別の話であるんですけど、そもそも不登校っていう言葉をなくしたいっていうところもあって。
当然のように学校に行かなきゃいけないっていう社会も変えていきたいし、僕がこの福祉に入ったからには、福祉をなくしていくっていうことが大切なのかなって思います。
福祉が必要のない日本にしてくことが本来あるべき姿だと思うんで、どちらかというとそっちを広げていきたいですね。
今はね、どうしても短期的に足りてない分は補わなきゃいけないと思うんですけども、根本はそっちじゃなくて、福祉がなくても成り立つ世の中っていうのが良いなというのが僕の考えです。
この先4、5年は必ず福祉をまずは増やしてやっていくっていう方向があると思いますけど、いずれ縮小していくと思います。
特に子供の支援の場所って必ず減っていくはずなので、その時にどうしていくのが本来いい姿なのかなっていうのを、自社だけじゃなくて他の会社や同じ福祉やってる方たちと一緒に考えていきたいなと思います。
会社情報
株式会社コーチャーズ
さいごに
今回は株式会社コーチャーズの宮﨑さんにお話を聞かせていただきました。
福祉や支援というものの本来あるべき姿のお話、感銘を受けました。
宮﨑さん、ありがとうございまいした!