「印象管理」で企業の空気を変える【一般社団法人 日本印象管理士協会】代表理事・竹田さんが目指す“人間力を活かす組織づくり”

PROFILE

一般社団法人 日本印象管理士協会 代表理事・竹田さん

一般社団法人 日本印象管理士協会

竹田 浩一郎

「印象を整えることは、組織の空気を整えること。」

働く人の表情、声、姿勢。
企業の空気は、制度や言葉だけではなく、日々の“非言語”の積み重ねでできている。
日本では、熱意を持って働けている人はわずか7%とも言われる中で、竹田さんは“印象管理”という新しい切り口から、企業の人間力に火を灯す取り組みを続けている。
一般社団法人 日本印象管理士協会の代表理事として、資格制度の構築と文化の浸透にも挑戦する竹田さん。
今回は、その歩みと未来への構想を伺った。

【プロフィール】
竹田さん
一般社団法人 日本印象管理士協会 代表理事/株式会社CI 代表
企業向けに「印象=非言語情報」を軸とした人材育成・組織活性支援を展開。
表情・姿勢・話し方・立ち振る舞い・感情コントロールなどを可視化し、社員の自己肯定感向上とエンゲージメント強化をサポートしている。

社員が熱意を持って働けているのは、たった7%

「日本で“熱意を持って働けている人”って、7%しかいないって言われてるんですよ。」
竹田さんはそう語る。
世界平均では21%と言われる中で、日本は大きく下回っている。
「100人の会社で考えたときに、“熱意を持って働く人が21人いる組織”と、“7人しかいない組織”では、企業としてどちらが強いかは明らかじゃないですか。」
近年は人的資本経営が注目され、上場企業では有価証券報告書に「人への取り組み」を記載することが義務化された。
育児・介護支援、リモートワーク、eラーニング、1on1…。
制度や仕組みは整いつつある。
しかし竹田さんは現場でこう感じていた。
「取り組みは増えてる。でも結果が出ていない会社も多い。じゃあ何が足りないんだろうって考えたときに、“社員が本来持っている人間力”をもっと活かせるんじゃないかと思ったんです。」
制度だけでは変わらない。
最後に組織の空気を変えるのは、“人”そのものだ。

“印象管理”とは、非言語を整えること

竹田さんたちが提供しているサービスは、少し聞き慣れない言葉で表現される。
「印象管理って言葉がちょっと変わってるので、分かりにくいかもしれないですけど…簡単に言うと“印象のお医者さん”みたいな存在です。」
企業の中に入り、働く人の印象=非言語情報を整えることで、自己肯定感や組織の活力を上げていく。
印象管理は大きく4つの要素から成り立つ。
• 表情・姿勢・身だしなみ(目から入る印象)
• 声のトーン・話し方(耳から入る印象)
• 立ち振る舞い・マナー(行動的要素)
• 感情コントロール・共感力(心理的要素)

例えば同じ内容を話していても、
• 表情が硬い
• 声が小さい
• 姿勢がうつむきがち
• 自信がなさそうに見える

それだけで相手の受け取り方は大きく変わる。
「印象って、その人の価値を決めるものじゃない。でも“伝わり方”は変えられるんですよね。」
職場では、その積み重ねが組織の空気をつくっていく。

ゲーミフィケーション×仕事に直結する学び

竹田さんが語るCIの強みは、研修に“楽しい要素”を組み込んでいる点だ。
「多くの企業研修って、ゲーミフィケーション要素がないんですよ。」
人はなぜゲームや動画に夢中になるのか。
そこには“続けたくなる仕組み”がある。
「ただのゲームじゃなくて、“仕事に直結すること”が大事。学んだ瞬間から現場で使える学びであること。そして幸福度=ウェルビーイングも含めてスイッチを入れていく。そこが強みです。」

制服や身だしなみは、企業の未来投資になる

竹田さんの取り組みは、金融機関や中堅企業などでも広がり始めている。
「金融機関さんって、将来への不安と改革への意識がすごく強いんですよね。」
制服や身だしなみは単なる見た目の問題ではなく、
• 採用で選ばれやすくなる
• 若手が入りやすくなる
• 社員の誇りにつながる
といった組織づくりにも直結する。

「制服がおしゃれとか、オフィスがかっこいいとか。給料以上のプラス効果って絶対あるんですよ。」

AIで“印象を可視化する”未来構想

竹田さんは印象管理をさらに日常に落とし込む構想も進めている。
印象管理を”研修”から”文化”へ。
AIとの連携したサービスの仕組みや展開も進めていて、文化への挑戦は続いている。

経歴:営業トップから起業へ

竹田さんは大学卒業後、不動産会社に入社。
厳しい営業環境の中で成果を出し、全国トップクラスの成績を収めた。
「正直、バカになっちゃうんですよね(笑)」
しかし会社の不祥事をきっかけに転機が訪れる。
その後名古屋に戻り、マンション管理業を経て2013年に起業。
試行錯誤を重ねながら現在の“印象管理”事業へとつながっていく。

苦しかったのは“マネジメント”だった

経営の中で最も苦しかったのはマネジメントだったと語る。
「去年、大打撃があって。マネジメント不足でした。」
信頼して権限を渡しすぎたことで起きたトラブル。
だからこそ今、竹田さんは“人を育てる組織づくり”に向き合い続けている。

3年後:「印象管理資格」を文化にする

竹田さんが今、最も力を入れているのが資格制度だ。
「印象管理って資格あるんですか?って問い合わせがすごく増えてきていて。」
3年後の目標は、印象管理資格を導入する企業を大手中心に50社以上をまずは目指す。
「IPOとかより、“文化として広がった”っていうのが一番楽しいと思うんですよね。」

10年後:自分が前に出なくても回る組織へ

最後に10年後を聞くと、竹田さんは少し真剣な表情になった。
「僕が前に出なくても、得意な人たちが活きる組織。
関わる人が潤っている状態。それを作りたいです。」

【一般社団法人 日本印象管理士協会】代表理事・竹田さん

インタビューを終えて

“印象”という言葉は軽く聞こえるかもしれない。
しかし竹田さんの話を聞くと、それは企業の未来を左右する「人間力」の本質に近いテーマだと感じる。
社員の表情、声、姿勢、感情。
そうした非言語の部分にこそ、組織の熱意は宿る。
竹田さんの挑戦は、企業の空気を変える挑戦でもある。

団体情報

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