ビジネスマッチングのイノベーションを起こす【FUTURE SPORTS 株式会社】岡田 猛志社長 

PROFILE

FUTURE SPORTS 株式会社
社長氏名 岡田猛志

FUTURE SPORTS 株式会社
岡田 猛志

今回は、FUTURE SPORTS 株式会社の岡田社長に突撃インタビューしてきました!

会社を立ち上げた経緯を教えてください

僕はサッカーとフットサルを20年ぐらいやってきたんですが、なかなか伸びなくてですね。
そんな中、弟がフットサルのプロまで行ったんです。
岡田家総出で「やったねー!」と大喜びしたんですけど、給料が低くてですね。試合を見に行った時に、マンオブザマッチっていうMVPがあって、MVPを取っても「3万円」みたいな感じだったんですよ。
弟がプロスポーツ選手になった事で、プロスポーツ選手でも給料が低いっていうのを初めて知ったんです。
今のままだと、プロの人たちがスポーツの仕事で生計を立てられなくて、子どもたちがスポーツ選手を目指せる社会になっていかないなと思いました。
でも、スポーツをやることで学べることがたくさんあるので、スポーツに取り組む子どもたちの数は増やしたい!プロを目指せる社会にしていきたい!と思ってこの会社FUTURE SPORTSを立ち上げました。

ー設立してから、今年で何年目になりますか

2014年に個人事業主として創業し、10年目になりますね。会社にしたのが2015年なので、8年目です。ただ、途中休眠みたいな感じで会社を動かしてない時期がありました。
いろんな事業展開を経験しているんですが、去年から新しい事業を始めようと思い、もう1回頑張っていこうかなと思っています。

商品、サービスについて詳しく教えてください

うちの会社は、地域密着型のJリーグとかBリーグと提携をして、地域貢献をしながらスポンサーを獲得していくという新しいスキームを構築するお手伝いをすることが主なサービスで、具体的に言うと大きく分けて2つあります。

1つはサッカーチームのスポンサーをやっている企業に対してコストの削減などを提案して、スポンサー費用を捻出してもらうお手伝いをしています。
従来、スポンサー活動っていうのは「協賛してください」なんですけど、それだけだと限界もあるので、お金が捻出できなくなってコストカットされてしまわないよう、先手を打って家賃や光熱費を抑えられる方法などのソリューションを提案しています。

ーきっかけになるような出来事はありましたか?

それは、空手道場の家賃交渉を始めた時です。
空手には、極真空手と新極真空手っていうのがあって、僕がお付き合いさせてもらったのは、新極真空手なんですけど、当時道場が600箇所あり、そのうち300がテナントを使用し家賃を払っていました。
FCみたいにオーナーさんがいっぱいおられるんですが、そこの各テナントの家賃を1万円ずつでも下げられたら、月300万、年間3600万円もグループ全体で利益を捻出することができると思ったんです。
その3600万円の価値は、当時の新極真空手・全国大会の冠スポンサーが1000万だったので、それの3.5本分に価して、家賃を1万円ずつ下げるだけで捻出できるっていうのは面白いなと思いました。
その後、口コミが広がっていく所をみて、この経験から協賛依頼をする前に先に貢献した方が良いと思って事業モデルに組み込んでいきました。

ーもう1つのサービスは何ですか?

去年から始めたサービスなんですが、町中にある消火栓の標識を使ったホームタウン活動です。
東京都内では、地面に埋まってる消火栓のところに、消火栓がここにあるよっていうのを指し示すための標識が2万本立っています。
その消火栓2万本は全て民間で運営されていて、その広告収入で事業を成り立たせてるんですけど、この広告の枠が8割空いているんです。
この企画は、スポーツクラブとコラボしているんですが、一緒に地域の企業さんへ消火栓標識広告の案内をして、標識を一緒に埋めて町の防災活動を進めていくという企画販売を開始しました。

 サービスの強みは何ですか

1つ目の強みは、コスト削減事業です。
日本ナンバーワンの会社さんと提携しているので、水道料金や電気料金のコスト削減などはしっかりやらせていただいてます。
また、家賃交渉については、日本で1番僕が家賃を下げてると思っています!笑
なので、僕がいるということが強みですね!笑
実際のところ、誰よりも家賃が下がる構造について熟知しているんじゃないかなと自覚してます。

もう1つの消火栓標識に関しては、消火栓標識管理会社は、各エリアに1個しかないんです。
それと、スポーツ分野はうちの会社と独占契約をしているので、日本で扱ってるのはうちの会社しかないです。そのため、オンリーワンの商品をご案内できるっていうのがうちの会社の強いところじゃないでしょうか。

社長のこれだけは負けないってところを教えてください

そうですね、コスト削減やるなら、僕とやるか、やらないかですよ!と自信を持ってお客様に言えるところですね。
それぐらいそのサービスにコミットしたものしか扱わないというのを決めてるんです。
だから、家賃交渉やコスト削減に関して言うと、誰かに頼むより、僕に頼んでもらった方が上手くいくという自信はあります。

会社を経営していて、嬉しかったことや苦しかったことはありますか?

1番嬉しかった経験は、代表取締役社長の名刺を使えるところですね。
名刺もそうですが、代表取締役という立場でいられることが嬉しいです。
全ての意思決定を自分でできるというのが、経営していていいところかなと思いますね。

1番苦しかった経験は、資金繰りですね。
やはり立ち上げた時はビジネスモデルを誰かの真似事をしてやったわけではなく、自分の頭の中では上手くいくと思っていても、全然上手くいかなかったですよね。
待てど暮らせど、やっぱりお金が入ってこなかったのが1番苦しかったです。

事業の根幹は、コスト削減を軸にしたスポーツ団体を盛り上げるというビジネススキームで、僕からコスト削減の会社を紹介するという、いわゆるビジネスマッチングなんですけど、いっぱい紹介しても契約にならなかったらお金にならないので、それがもうめちゃくちゃ大変でした。
やったことが思ったようにいかないっていうのは、その時すごく痛感しました。

このままじゃダメだと思い、一旦メーカーの1つであった株式会社ActProに入社しました。
そこで、自分自身がメーカー側になって学ぶ機会を得ましたね。

その時に、3つの商材販売にチャレンジすることになるんですけど、その3つそれぞれで、日本一を取ったんです。そこから、僕は世の中に価値があるのに売れてないものは、なんでも売れるようになりました。その経験から、資料もLPもストーリーも作れるようになったんですよ。

ー3つのナンバーワンってすごいですね。それはちなみに何ですか?

まず、1つ目は、メンタルヘルス研修です。
うつ病などの精神疾患対策の研修を助成金を使って、保険代理店さんとタッグを組んで、販売したんです。
最初は、全然売れなくて、予算の10%しか行かなかったんですが、あるきっかけから、パーンと売れ出して、1番のピーク時は1か月で70件の販売につながりました。1か月で売り上げが、1億円という結構とんでもないことになり、それが最初のナンバーワンです。

2つ目のナンバーワンは、労務監査です。
働き方改革がスタートした頃の話なんですが、ブラック企業とかホワイトとかっていうのが話題によく上がってた時代ですね。ある人にとってはブラック企業、ある人にとってはホワイト企業っていう、人それぞれな部分が多くて、その基準がなかったんです。
それで、それは良くないと思い、最低限労務管理が整ってるかどうかを点数化するというサービスを社労士と共同で開発しました。
例えば、就業規則や雇用契約書の有無とかを1000点で点数化して、800点以上とったら優良という仕組みを構築して、労務監査というサービスをリリースして売ったんです。
当時も労務管理に人件費や大金をかけたい社長なんか1人もいなかったんですよね。
そんな中でも、1年間で100社の方に導入していただきましたね。

3つ目は、根幹事業の家賃交渉ですね。家賃交渉でもナンバーワンをとりました。
僕はどうやったら相手に価値が伝わるかなとか、この商品の本当の魅力はこうだとか、こういう人にお届けすると喜んでもらえるとか、そういうちょっとマーケティングっぽい切り口の案内の仕方が得意なんですよね。セールストークで売るとかは一切せずに、基本的には紹介営業をしてナンバーワンをとっています!

僕は手を動かして、どうやったらこれの価値が伝わるのかなっていうのを、開拓していくっていうのが、やっぱり好きなんです。
他の人よりも、優れているわけではありませんが、能力的にぐんぐんやれるようなポイントだと思いますね。

会社で不足していることはありますか?

今、不足してることは、あんまりないんだけど、強いて言うなら、人材のリソースかな。
僕の会社は誰も雇っていないので一緒にやってくれる人がいたらいいなと思いますね。

ー募集はしてるんですか?

今のところはしてないです。
今は自分の範囲でできる仕事しかしてないから、基本的に1人で売れない状態から売れる状態を作ってしまうので、人を採用して複数人でやろうみたいな感覚があまりなくて。
それでも、ActProの方では、僕のチームがナンバーワンなんです。3年連続で150%増で成長していて、今年もナンバーワン取らせてもらいました。だから、僕自身はマネジメントもできることが一応証明されたんです。だけど、自分で始めた消火栓の事業は、人を採用してというところには行きついてなくて。
そこはちょっと僕自身の課題でもありますね。

3年後、10年後のビジョンを教えてください

3年後は、消火栓標識スポンサーコラボ看板が1万箇所、それも全国に出しているという状態になってるのがベストな感じでしょうかね。
そこをまず1つ目指してやっていきたいと思っています。

10年後は、僕はイノベーションを起こしていきたいんです。
消火栓標識を広げたい理由にも繋がるんですが、自分たちのお金を月1万円使って、誰かを応援するということがあまりないじゃないですか。
“推し活動”とかをやってる人もいますけど、実際は日本に根付いてないものなんですよね。

自分の会社の広告PRはするけど、1万円を出して地元のサッカーチームを応援するっていう文化がなくて。それを僕は作っていきたいなと思ってるんです。
地元のサッカーチームに広告を出して、なんとか地元を盛り上げたいとか、サッカーチームで盛り上がったらいいよねとか、そういう世界観の持っている会社さんを増やしたいし、繋がっていきたいですね。

もちろんそこで僕は、そこの会社に対してお役に立てるようコスト削減も提案したいと思っていますし、誰かを紹介させてもらって、お互いの課題を解決して、売り上げを上げていってもらう、そんなビジネスマッチングをさせていくプラットフォームを作っていきたいですね。
それと、自分の会社の商品をしっかりと分析して、誰に提案すると価値があるのかをヒアリングして、その分析結果をAIに入れたいんです。
そうするとAIが、今まで起こり得なかったベストカップルみたいなものを割り出していって、どんどん新しいものが生まれてくるんじゃないかなと思っています。

そのためには、自分自身の分析結果の情報がクオリティーの低いものだったら意味がないんですよね。そこのクオリティーは上げていきたいし、それには足りてないとこは伸ばさないといけないし、磨くとこはやっぱり磨くっていうことをしていく必要があると思っています。
そしてその仕事を、スポーツチームが地域の企業に対してできるような仕組みを作って、プラットフォームにして、日本にとどまらず海外の会社とも交流ができるような形にして、大きなイノベーションを起こしていきたいと思ってます。
サービス名はナコードに決めています!

ーそれはもう始まってるんですか?

僕の頭の中では始まっています。ここで言うナコードは仲介ということではないんです。
昔、結婚するときに仲人さんっていたでしょ、実は本当の役割っていうのは、ピッタリ合う人は誰かなっていうのをこっちから探してくることなんですよね。バシッと合わせて、この2人だったら合うだろうっていうのを、性格も含めて身辺調査したりして、お見合いさせるから、時代背景もあるとは言え意外とお見合い結婚はうまくいくんですよね。

そこはやっぱりしっかりと仲人さんが間に入ってやったから、うまくいったっていうのを聞いて、素敵だと感じたんです。そこで、僕の中でのビジネスマッチングの理念は、なんでもかんでも紹介しないっていうのがポイントで、1年に1回しか紹介が来ないかもしれないけど、◯◯さんから紹介来たら、めっちゃいい人が来たよとか、自分のサービスを提供してすごい喜んでもらえることを大切にしています。

そこには、利益がバーンと上がるとかっていうのも 1つですが、まずはそういうマッチングを起こすっていうのが、僕のビジネスマッチングのポイントであり、大事にしてることです。

会社情報

FUTURE SPORTS 株式会社

https://fspo.co.jp/top.html

最後に

本日は、FUTURE SPORTS 株式会社の岡田社長にお話を聞かせていただきました。
いろいろな事業を経験し、スポーツを通して地域を盛り上げていきたいという熱い想いと、企業・スポーツ、そして地域をつなぐ架け橋のような存在だと感じました!

岡田社長、ありがとうございました!!

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