PROFILE
株式会社nano
高橋 順彦
今回は、名古屋でパーソナルトレーニング&ピラティススタジオを経営されている高橋 順彦社長のインタビューです。
このお仕事を始められたきっかけを教えてください
はい、僕、実は大学でアメフトをやっていて、その時に体重を100キロまで増やしたんです。
その経験があって「やればできる!運動を通じてそれを伝えていきたい」という気持ちが芽生えまして。
学部は経済学部だったので、そこで経済のことや経営のことを学びながら、部活で運動をして…という日々を過ごす中で、ジムを自分で経営したいという気持ちがその時からありましたね。
ー素晴らしいです。学生時代から志を持っていらっしゃったんですね。
そうですね。それで、卒業後に大手フィットネススタジオでトレーナーやマネジメントの経験を積んでいたのですが、奥さんがピラティスに目覚めてスタジオを始めようということなって。
奥さんは現場が大好きな人で、マネージメントやマーケティングの分野は得意じゃなかったので、そのあたりを僕がサポートするという形で、2006年にスタジオを立ち上げました。
一年間はフィットネススタジオ勤務と兼務する形をとり、2007年に株式会社化して独立した、という流れです。
ーもう18年も前からやられているんですね。失礼ですが、社長、おいくつですか?
48歳です。
ーえー!とてもお若く見えます。やっぱり体形や姿勢って大切ですね。
ありがとうございます(笑)
今はパーソナルスタジオって結構他にもたくさんあるイメージですが、御社の商品・サービスの特徴について教えてください
はい、「痛み・姿勢・動き改善専門」のパーソナルトレーニングとピラティススタジオです。
いわゆる、ボディメイク系のパーソナルトレーニングとは全然違うものですね。
理学療法士などの国家資格を持ったトレーナーも17名在籍していて、「自分で自分の体を整えられるようになる」ということをコンセプトにしています。
「運動・栄養・休養」の3つを軸と考えていて、マッサージベッドに横になってもらって、微弱電流でコリをほぐす、といった「エナジーテラピー」もできます。
ーお見受けすると、マシンピラティスも導入されていらっしゃるんですよね。マシンピラティスはすごくきついイメージがあるのですが…
いや、実はそんなこともなくて。
正しい動きをサポートしてくれるので、マシンを使った方が楽に正しい姿勢で行えるんですよ。
ーなるほど!目からうろこです。大体どのくらいのペースで通われる方が多いですか?
週1か月2ですね。
自分で自分の体を整えられるようになって卒業してもらいたいので、「12回は来てね」とお伝えしています。
ーそのくらいの頻度なら、お仕事をされている忙しい方でも来やすいですよね。年齢層や男女比はどうですか?
そうですね。
一回の所要時間は1時間が基本で、汗をかくようなものでもないのでシャワーを浴びる必要もない。着替えもこちらで用意しているので、手ぶらで来れるのも喜ばれているポイントですね。
朝7時からやっているので出勤前に利用する人も多いです。
年齢層としてはだいたい40代あたりが中心層ではありますが、小学生でスポーツをやっている子だったり、85歳の会員さんもいますよ!
男女比でいくと、女性が8割ですね。
ーなんだか、もう通いたくて仕方なくなってきました(笑)(インタビュアーは40代女性)
では、会社経営していて、一番うれしかったことを教えてください
スタッフがお客様に感謝されている姿を見たときですね。
トレーナーとして一から育てるので、研修や試験のプログラムを終えてから現場に出すんですけど、そうやって手塩にかけて育てたスタッフの成長を感じることが、三度の飯より幸せです。
では、一番苦しかったことは?
スタッフが一年で半分以上辞めてしまったということがあって、その時はつらかったです。
「相手の成長に合わせて、適切なサポートをする」ということが当時はできていなかった。
スタッフのためを思って熱く指導しているつもりだったけど、一人よがりだったんでしょうね。強く求めすぎた。
ただ、その経験があって今があると思っています。
今の悩みとしては、「このスタジオがスタッフにとって夢をかなえる場でありたい」という想いがあるんですけど、みんななかなかそういう話をしないんですよね。目の前のことに追われていて‥。
僕としては、今後のれん分けの制度を整えて、スタッフが独立してスタジオを立ち上げる、といったことができたらいいなと。
スタッフみんなにも人生を楽しんでほしいと思っています。
お客様はもちろん、スタッフも含めて「人生を謳歌する人を一人でも多く増やしたい。」という気持ちですね。
さいごに
現在は、現場はほとんどスタッフの皆さんに任せて、ご自身はジムを新規立ち上げされたい方のコンサルティング等に奔走されている高橋社長。
今でも経営塾等に積極的に参加する等、いろんな勉強を日々欠かさないと言う。
「30代はがむしゃらに仕事ばかりしていたけど、今はワークライフバランスを大切にしています。プライベートでトライアスロン大会に参加したりもしています。野球観戦も好きなんですけど、トレーニングも兼ねて球場まで走って行ったりしていますね。銀行に行く時とかも走ります。目的があったほうが走れるんで。笑。」
そう言って素敵な笑顔を見せてくださった社長の全身を改めてみてみると、インタビュー開始から1時間以上経過した後も背筋もピンと伸びたまま。
本当に若々しく健康体であることが見てとれました。
インタビュアー(40代女性)は、帰りにスタジオのパンフレットを持ち帰り、さっそく体験の予約を入れました。
高橋社長、ありがとうございました!
会社情報
【姿勢矯正・改善専門】名古屋・伏見のパーソナルトレーニング ピラティス|ナノ
https://studio-nano.com