PROFILE
株式会社モータライズ
島山 耕一
今回は、株式会社モータライズの島山 耕一社長に突撃インタビューしてきました！
御社の商品・サービスについて教えてください
輸入車の販売・整備ですね。
－かっこいい車が並んでいますよね。
御社の商品の強み、アピールポイントはどんなところですか？
いわゆる誰もが知っていてみんなに羨まれるような高級車ももちろんありますが、他の輸入車販売店では取り扱っていないような、本当の「車好き」が「車自体」にほれ込んで選ぶような車を取り扱っているところですね。ちなみにこれ（CATERHAM SUPER SEVEN）は、手作りの車なんですよ。
ナンバーを付けたらその時点で中古車扱いになってしまうので、一般的にはこういう車は「買う前に乗ってみる」ということは一切できないことが多くて・・・でも、一回体感してみたいですよね。そのためにナンバーを付けて貸している車もあります。そういうことができるのも、うちならではじゃないかと思います。
今の仕事を始めたきっかけを教えてください
物心ついた時から、乗り物が大好きだったんです。特に車が本当に好きで。20歳ではじめて就いた職は、ディーラーの整備士でした。
その後、その道をもっと究めたくて、トラックの整備もできるようになりたいと思い、三菱ふそうで整備もやりましたね。
そのあと、メルセデス・ベンツのディーラーで輸入車の整備をやっていたんですが、人間関係が原因で、自分で決めた期間を全うすることなく退職してしまったんです。
それは自分の中で結構落ち込んだ出来事だったんですが、それがきっかけで、自分の中でずっとくすぶっていた「いつかは自分の店を出したい」という想いにもやっと火がついて、最後に店を出そうと決めました。2006年、26歳の時でした。
貯金は50万円くらいしかなかったんですけど、保証協会のスタートアップ支援で、お店を出すことができました。今考えると怖いですね。笑。
－当初から、こういった輸入車専門のお店だったんですか？
いえいえ。最初はお店の広さも50坪くらいで、軽自動車5台の在庫からはじまったんです。
そこに工具の営業に来た人との出会いがきっかけで、車を治すために必要不可欠なコンピューターを安価で購入させてもらったんですよね。
そこから、自分が整備や修理をする様子をブログで発信するようになったら、ブログを見たお客さんがちらほら来るようになりました。
－島山さんの修理・整備の技術を見て、お客さんが来てくれたんですね！
そうですね。修理や整備って、お客さんの「直してほしい」っていう顕在ニーズにすぐに答えられるので、お客さんとの関係性は築きやすいんですよ。
修理や整備から入ると、そのあとの買い替えや保険の相談も、全部任せてもらったり。
ただ、修理や整備は、当然だけどそれを必要とする車がないと商売にならない。修理や整備が業務の主軸になっているとなかなか安定しないので車の販売にも力を入れよう、と。
そうなったときに、私と同じように、「車を優越感に浸るための道具として見る人ではなく、本当に車を愛してやまない人」をお客さんにしたいなぁという想いがあって。
そういうお客さん層から逆算していきついた車が、ここにならんでいるような車だったんです。
そうこうしているうちに、車好きな人が一人二人とジョインしてくれて、3年前に法人化、今では3名の従業員と、アルバイトさんも1名働いてくれています。
－社長の「車が好き！」という想いと、センスで出来上がったお店と言っても過言ではないですね。
これまでで、一番うれしかったことはなんですか？
開店当初からのお客さんが、今でも長く付き合ってくれていることですね。
一人二人ではなく、何人もそういうお客さんがいるんです。
では、逆に一番苦しかったことは？
従業員に対して、規模・資金面・待遇などの面で、満足させてあげられないなぁと感じた時ですね。
実は、一番初めにジョインしてくれた後輩は、当時結婚したばかりで。
その時は社会保険とかもちゃんとしてあげられなかったから…申し訳なかったなと今でも思っています。今も従業員は家族みたいなもんだと思っていますので。
まだまだもっとよくしてあげたいなと思いますね。
3年後のビジョンを教えてください
先ほどの従業員の待遇の話にもつながりますが、まずは利益拡大、会社として成長したい、というところですね。
10年後はどうなっていたいですか？
店舗を後二つくらい増やしたいですね。1店舗当たり5人くらい従業員を置きたいです。
今はかなり遠方からこられるお客様もいるので、そういったお客様のためにそうしたいです。
それと、個人的には、こういう高級車を扱ってはいますけど、「ギラつかない！」と心に誓っています。笑
クラシックカーも扱いたいですね。
会社情報
株式会社モータライズ
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さいごに
インタビュー後、店頭に並ぶ車を紹介していただきましたが、島山社長の目はまるで少年のように輝いていました。
子供のころからずっと好きだった「車」を仕事にされた島山社長。同じく車好きな従業員の皆さんとお客様に囲まれて、これからも「心に刺さる車」を届け続けてほしいなと感じました。
島山社長ありがとうございました！
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