ヘルパーではなくサポーターとして。カイロプラクティックで快適な人生を【株式会社Nature does nothing uselessly.】庵原 崇社長

目次

PROFILE

株式会社Nature does nothing uselessly.

庵原 崇

本日は、名古屋市内でカイロプラクティックオフィスを経営されている
株式会社Nature does nothing uselessly.の庵原 崇社長にインタビューしました!

本日はお忙しいところありがとうございます。
患者さんがひっきりなしに来られていますね。こちらは、何名で経営されているんですか?

基本は施術者二人、受付一人の三人体制ですね。
有難いことに現在は2か月先までご予約でいっぱいとなっています。

本当に大人気なのですね。
一日にどのくらいの患者さんをみられているんですか?

一日あたり40〜50名くらいでしょうか。
私と副院長のカイロプラクター二人で、一時間で7~8名の患者さんを施術していますが、現在それでも新規の患者さんの対応が難しくなってきてしまっているため、秋頃を目処としてカイロプラクターを増員する見込みをつけたところです。

初回は患者さんのお話を詳しくお聞きかせいただき、当院の健康に対する考えと本来のカイロプラクティックの考えをお伝えさせていただきます。
そして各種検査やレントゲンの分析、施術なども含めて計120分くらいのお時間をかけ対応させていただくのですが、二回目以降はだいたい10分程度、早い人だと5分くらいで終わるんですよ。

50人!?すごい人数ですね。
通常のカイロの施術は一時間程度かかるようなイメージですが、こちらのカイロプラクティックオフィスは、他とどういった違いがあるのかお聞かせいただけますか?

はい、まず「通常のカイロ」という日本の皆さんがイメージしている認識なのですが、これは世界では通常ではないんですよね。

また、当院では「痛みを治す」とか「痛みを消す」ということを目的とした施術はしておりません。痛みが出ている=本能が「危険!」ということをお知らせしてくれている身心からの大切な大切なサイン、となりますので、その本能からのサインを思考という理性で消し去るというような行為は、実は本能に逆らっていることになるんですよ。
だからすぐに「痛みが戻る、繰り返す、再発する」ということになるんですよね。

私たちは、「痛みを治す」や「痛みを消す」というような本能に逆らうようなスタンスではなく、それらの治癒力がしっかりと働けていないところを探し、身体が機能していないところを正確に見つけ出して機能させる、具体的には神経の円滑な流れを妨害してしまうことに多大に関与してくる関節の可動制限、つまりは関節が動いていないところに動きをつけてあげる、ただそれだけとなります。

関節が動きを取り戻すことで、身体がバランスをとれるようになり、また負担を逃がせれるようになり、筋肉の伸縮が可能となり、それに伴い血流が改善され、体幹部分となる身体から末端部分となる手足、内臓までの隅々までに張り巡らされている神経機能が円滑になっていきます。
それらの結果、患者さんの本来の治癒力が発揮され、痛みが改善されていく、という流れとなります。
施術者が「痛みを治す」とか「痛みを消す」ということではなく、患者さん自らが「痛みを修復していく」という感じとなります。


なるほど。今まで聞いたことがない考え方です…!

そうですよね。
本能に逆らわずに本能を生かす、本来誰もが持っている自己治癒力、自然治癒力を向上させていく、という感じとなります。

また、痛いところに直接的な原因がある場合は本当に少なく、小さな違和感などから、それらの部分をかばってしまい、他の部分に影響を与えてしまうということもあります。
結果として出てしまっている「痛み」ですが、これらの結果に対するアプローチとなる「痛みを消す」という行為は、ただただ臭い物に蓋をしている、だけとなってしまいます。
つまりは今を誤魔化しているだけなんですよね。
誤魔化して誤魔化して過ごし続けた結果が手術なんです。
但し緊急性のある場合は一旦誤魔化す、つまり対処する、対症療法も必要ではあるのですが、基本、緊急性のある方は少ないものです。

また緊急性を要した場合、対処した場合、対症療法をした場合、なぜそうなってしまったのかを考えない限り、また同じことを繰り返します。
結果だけを考察するのではなく、その結果が起きてしまったプロセスを考察しない限り、結果は同じ、つまり再発を繰り返すことになります。

私たちは本当の健康とは何なのか、また当院の考えに、カイロプラクティックとは本来どんなものなのかをお伝えし、患者さんがこれまでに聞いたことのない、発想もなかったようなお話をさせていただき、患者さんの人生に選択肢を与え、患者さんと私たちとの二人三脚で取り組んでいく、というスタンスとなります。

確かに、それはそうですよね。
そのような考え方に至ったきっかけは何かあるのでしょうか?

そうですね…
実は、僕自身、中学から新聞配達をして高校の学費を自分で稼ぐような生活だったんですよ。
結局、高校は一年間通学しましたが、一年間通学した結果、高校に通う意味を見出せず退学し、しばらくの間はフリーターをしながら過ごしていました。
それから大検を取得し、カイロプラクティックの道へと進むわけなのですが、専門学校に通う資金も、このオフィスを作る時も、一切資金提供は受けず、すべて自分で稼いだお金でやってきました。
そして働きながら学生をしてWHO(世界保健機関)が定める教育プログラムを履修し、まずはカイロプラクティック理学士(B.C.Sc.号)の称号を取得しました。
次いでカイロプラクティック科学(D.C.Sc.)の称号を取得し、最終的には国際認証を受けているカイロプラクティックのドクターとなるドクター・オブ・カイロプラクティック(D.C.号)の称号を取得するまでに至りました。
当時はカイロプラクターに経営者、学生の三足の草鞋を履いていた状態で本当に大変でした。

大変なご苦労をされて、ご自身で人生を切り開いて来られたのですね…。
そんな庵原さんだからこそたどりついた、きわめて本質的な考え方だと感じます。

ありがとうございます。
ですので、最初のご説明や各種分析にはお時間が必要になるのですが、二回目以降は導き出された問題部分に対してのアプローチのみとなりますのでお時間にして10分程度あれば大丈夫となります。

なるほど、納得です。
開業当初から、こういったスタンスの運営なのですか?

いいえ、開業して最初の10年くらいは、治療家として対処療法、対症療法をしている時期もありました。
いずれの場合もその場を凌ぐための対応となるため、一時的には改善されても再発を繰り返してしまって、その結果、症状が進行していく、厳密には身体内部の状態が進行していき、最終的には手術となってしまう人もいたんですよね。
そこでまずは自分自身が「本当の健康とは何なのか」という視点から再考し考え方を変えることにしたんです。
「過去の積み重ねの結果が現在」であり、また「現在の積み重ねの結果が未来」となることから、まずは患者さん自身に現状を把握していただき、その現状を認識した上で、どのような見直しが必要となり、またどのような方向に歩いていかなくてはいけないのか、これまでとは違う視点からご自身の考え方を変えていただくことで、現在の症状のみならず、未来の再発をも防げる、ということに気づいたんです。
そのことを患者さんにうまく伝えられるよう、そして患者さんと二人三脚で歩んでいけるよう、私自身も国際基準となるコーチングを数年間に渡り学びました。

ご自身の健康に対してご自身がしっかりと向き合うこと、改めて自分事であると自覚していただき、自立していただき、一歩を踏み出していただく、そんな状態をつくることができれば、病気や症状というのは自ずと改善の方向へと向かい、また再発の防止にも繋がるんですよね。

カイロプラクターとしては物理的な問題部分へのアプローチをし、コーチとしては精神的な障壁部分へのアプローチをしていくことで、病気や症状という結果に対してアプローチをしていた治療家時代と比べ、その後10年以上、手術となってしまった患者さんは一人もいません。

素晴らしいですね。
カイロに出会ったきっかけは何だったのでしょうか?

確かフリーター時代に雑誌かチラシかを見て、直感で「これだ!」と思ったんです。

まさに運命的な出会いだったのですね。
今もう一人施術者がいらっしゃるとのことでしたが、その方との出会いはなんだったのですか?

うちはスタッフの募集を一切かけてはいなかったのですが、有難いことに全国から「庵原カイロで働きたい!」と長文のメールがくることがよくあったんです。
彼もその中の一人でした。当時は人を雇うつもりはなかったのですが、「どうしてもやりたい!」という熱意が文面から感じられたので、それであれば…ということで、3回の面接と実技面接を経て、カイロプラクターとして10年以上の経験もあった彼でしたが、まずは研修生という形で3年間うちで修業し、その3年間で将来の見込みをつける、もしもそれが難しいようであればこの業界を諦める、ということを条件に伝えました。彼には奥様もいたので、まずは奥様にも説明してその熱意をしっかりと伝え、了承を得てからの採用、という流れをとなり、その結果、当院で働くことになったのです。

実は私自身、2年間は学生の時に出会った先生に「無給でいいので働かせてください!」と志願し、朝と夜にバイトを掛け持ちしながら生計を立てていました。
時代でしょうかね、知識や技術を学ばせていただくのに、給料を貰うこと自体がおかしい、むしろこちらがお金を払って教えてもらわなくてはいけない、という強い気持ちがありました。

それは相当な覚悟ですね。
今後は、こういった考え方をもっと広めていきたいという想いはお持ちですか?

そうですね、正直、そこを目標にして大々的に広めていくというようなことは目指してはいないのですが、目の前の患者さんにカイロプラクターとして、そしてコーチとして対応し、「自分の健康は自分で守る」という自立した意識をもつ人たちが増えていけば、結果的にそのようになるのではないかとも思いますし、また少し大きな話にはなりますが、医療費にかかる負担も確実に減ることから、その結果、健康な方々が増えることで、個々の生産性も高まり、組織の生産性も高まり、経済も活性化して、国そのものが変わるのではないかと思っています。

私たちは常に目の前の人と向き合って一人でも多くの人たちに「本当の健康とは何なのか」という当たり前でありながらも忘れてしまいがちな視点から、選択肢を与え、カイロプラクターにしかできないこと、そして患者さんにしかできないことをご提案させていただき、そんな二人三脚による行動の積み重ねの結果が、目の前の患者さんを変え、そして日本全体を変えていくのではないかと思っています。

繰り返しとなりますが、「過去の積み重ねの結果が現在」であり、また「現在の積み重ねの結果が未来」となります。
これは個人においても組織においても日本全体においても同じことが言えるのではないでしょうか。

私たちは私たちにできる現在を、患者さんの身心に健康で幸せな未来を二人三脚で歩んでいけるよう、日々患者さんと向き合っています。
そしてそれらの積み重ねの結果こそが、日本を大変革へと導いていけるのではないかと思っています。

会社情報

株式会社Nature does nothing uselessly.

おわりに

カイロプラクティックの概念が大きく覆された時間であり、目的は「快適な生活を送ること」であって、カイロはその「手段」でしかない。
インタビュアーが普段取り扱っている金融商品についても、まったく同じことが言えるなと、深く共感を覚えた時間でもありました。

庵原社長、貴重なお話をありがとうございました!

ヘルパーではなくサポーターとして。カイロプラクティックで快適な人生を【株式会社Nature does nothing uselessly.】庵原 崇社長
最新情報をチェックしよう!
>ハロー社長は株式会社HELLO baseが運営しています

ハロー社長は株式会社HELLO baseが運営しています