Color Your Work with Excitement:働くを「カラフル」にエキサイティングなものに【株式会社Colorkrew】中村 圭志社長

PROFILE

株式会社Colorkrew

中村 圭志

本日は、企業向けにITプロダクトを開発している株式会社Colorkrewの中村社長にインタビューしてきました!

御社の商品・サービスについて教えてください。

はい、簡単に言うと、企業向けITプロダクトの開発・提供です。

我々は総称して「Work SaaS®」とよんでいますが、仕事にかかわるあらゆるツールの開発を行っています。今のメインサービスは、「Colorkrew Biz(カラクルビズ)」という、オフィスの中でPC・スマホを使って誰がどこにいるかが管理できたり、会議室の空き状況管理等ができる仕組みです。

そのほかにも、オフィスの中で使われるポータルサイト「Colorkrew Intra(カラクルイントラ)」や、仕事上でのコミュニケーションツール「Colorkrew Updates(カラクルアップデート)」社内ソーシャルメディアなど、仕事を総合的に支えるツールを開発・提供しています。

ーありがとうございます。コロナ後の多種多様な働き方にすごくマッチしたプロダクトですね。

はい、でも、実はコロナ前から開発・提供には取り組んでいたんです。
そこへコロナが来て、一気に普及したという流れですね。現時点での導入企業は約1000社。ここ1~2年で200~300社増えています。

すごい勢いで増えているんですね!
では、この会社を始められたきっかけを教えてください。

はい、私は、もとは創業者ではないんです。

会社自体は1999年創業で、当時はSEGAとCSKという会社のジョイントベンチャーでした。
SEGAが作るゲームの中でのインターネットサービスの提供を行うための会社、という立ち位置だったわけですが、SEGAはその2年後の2001年にゲーム業界から撤退してしまったんですね。

その後、「ゲーム業界特化のIT企業」としてやっていこうとするも、ビジネスとしてはうまくいかず、2010年に会社が売りに出され、豊田通商が購入、当時豊田通商の社員だった私が、豊田通商から出向してきたのが始まりです。
そこから、ゲーム業界特化ではなく一般的なIT企業へと方向転換し、2015年から自らのプロダクトを作るようになりました。

その後、2019年、豊田通商から独立して、今に至ります。

なるほど。
中村社長が来たことで息を吹き返したのですね。
自らのプロダクトを作り始めたきっかけはなんだったのですか?

はい。当然ですが、私が来た当初は財務状況もボロボロで、毎月すごい勢いで赤字を出していたんです。そこで、2011年に、我々は今後どうなっていきたいのか、何を目指すのか、そういった「企業のビジョン」を改めて考えました。

そのときに、「クライアント企業のITを手伝うにとどまらず、自分たち自身がマーケットに直接アプローチできるものを作っていきたい」という想いがでてきたんですね。

そこから、開発者を増やしたり体制を整えるのに数年の準備期間を経て、実際にプロダクトを作りはじめました。

現在、我々は「Color Your Work with Excitement:働くを「カラフル」にエキサイティングなものに」というミッションのもと、いろんなプロダクトを開発しています。

ーどんな仕事においても、ビジョンやミッションを明確に言語化するのはとても大切なことですよね。

では、御社の商品の強み・アピールポイントを教えていただけますか?

はい。まず、プロダクトを開発するにあたって、まずはカラクル自身がファーストユーザーとなり、同時にマーケットにもリリースするということをやっているのですが、カラクルには総勢118名の(2024年10月時点)20~60歳までいろんな年代の人が在籍しています。

また、3割程度は外国籍なんですね。
そういった世代も国籍もバラバラなメンバーから、新しいプロダクトづくりに対していろんな意見を吸い上げられるのは強みだと思います。

ーメンバーの声をしっかり吸い上げられる仕組み、組織として素晴らしいですね。こちらのオフィスにもバーカウンターがあってびっくりしたのですが、これもきっとコミュニケーションの活性化のための一環ですよね?

そうです。毎週金曜日はジョイフルフライデーと称して、あそこでみんなでお酒を飲んだり軽食を食べたりできるようにしています。
ほかにも、メンバー同士でランチに行くときの補助金を題したり、コミュニケーションの発生する部分への投資は惜しまないですね。
オフィスを移転する際、こうした飲食できる場を設けられるということが必須条件だったくらいです。

ージョイフルフライデー、すごく楽しそうですね!

中村社長がこれまでで一番うれしかったことはどんなことですか?

はい。現在、新しく入ってくるメンバーの9割近くが中途採用で、もともとは大きな企業で勤めていた人も多いです。
そういったところから転職してくると、カラクルは決め事がとても少なく、ルールだったり判断基準のようなものを明文化するということをほとんどしていないというところや、いきなり何かが決まってことが進む、というスピード感の部分で「組織としてこれで大丈夫なのか?」みたいな不安感を覚えたり、なかなか受け入れられないことも最初は結構あるんです。

それが、しばらくして「ああ、この方が効率的だよね、この方がやりやすいよね」と、共感してくれるようになるということはよくあるのですが、そういう時にカラクルがチームとして強くなっていくのを肌で感じて、うれしい気持ちになりますね。

いちばん苦しかったのはどんな時でしたか?

それはもう、来たばっかりの頃は苦しかったですよ。
当時年間6億円の赤字を出している状況でしたから…。

そのころ、私は覚悟を決めて、「1年の間に黒字にならなければ解散になること」と全社員に伝えました。
その頃の会社は、社内政治があったり、情報開示が十分にされていなかったりしたのですが、そこにメスを入れて、まずはいろんな情報をフルオープンにするということをやったんです。
それにより、情報をコントロールすることでうまくやっていた人からは当然ものすごく不満があがり、20%くらいの人が退職していきました。

結果的には、それでよかったと思っていますが、苦しい時期でしたね。
組織が変革するときは、どうしても人の入れ替わりが発生します。
実は3年前にも、25%くらいの人が辞めたんです。

その時は、今後のグローバル化を見据えて、英語力が低い人を給料を下げるという施策を打ち出したんですよ。
かなり前から告知はしていたんですけどね。ついていけない人は去って行ってしまいました。
今、会議などはすべて英語です。
カラクルはずっと成長が求められる会社「疲れる会社だよ」と、私はよく言っています(笑)

ー(笑)
自己研鑽ができる、成長させてもらえる素晴らしい組織ですね!

3年後のビジョン、10年後のビジョンをお聞かせください。

はい、現時点で、成功しているといえるプロダクトはカラクルビスだけという状況なので、あといくつかはそういったプロダクトを作り、圧倒的成長の軌道に乗せているというのが3年後です。また、海外拠点を毎年1か国増やしていく、ということもやっていきます。
10年後は、世界に通用しているIT企業に成長していたいですね。

そのころには、日本人メンバーは3割程度、売上の半分以上は海外という状態を目指します。そこに向けて、今後は、グローバルな人材をどんどん育てていきたいと思っています。

会社情報

株式会社Colorkrew
Color Your Work with Excitement”をミッションに、世界中で働く人たちのシゴトの価値をより大きくし、ワクワクとしたきもちでシゴトができるようにする。
私たちはそれをサポートするためのプロダクトを創出します。

代表取締役 中村圭志
ハイブリッドワークに必要なのはカラクルのWork SaaS®
会社紹介サイトはこちら

おわりに

インタビューを終え、メンバーの方が仕事をされている前を通った時、みなさんの目が輝いていたのがとても印象的でした。
そんなメンバーたちとともにカラクルが世界に羽ばたいている姿が目に見えます!
中村社長、この度は貴重なお時間ありがとうございました!

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