日本で一番のベーカリーカフェを目指す【テンパク観光】山口 則行社長

PROFILE

テンパク観光株式会社

山口 則行

今回は、テンパク観光株式会社の山口社長に突撃インタビューしてきました!

カフェ業をはじめられたきっかけは?

15年ほど前から、国の規制等の影響もあり、パチンコ業は成長産業ではなくなってしまいました。例外なくテンパク観光の業績も低下してきて、何かほかのことを始めなければ…という思いはそのころからあったんです。

そんなさなか、テナントとして不動産を貸していたゲームセンターの撤退が決まり、箱も一つ空いてしまったんですよね。

そんなとき、ふと目にしたのが、日経MJの記事でした。敷島製パンがパンの冷凍生地をお店に卸して、その生地の焼き方や店舗運営などのアカデミーを行うことで、ベーカリーないしはベーカリーカフェの店舗立ち上げ・運営支援をやっている、というものです。
興味がわいて、そのアカデミーに行ってみたんですよ。その後、視察として訪れたベーカリーカフェで大勢のお客様が楽しそうに食事をしている姿を目の当たりにして、迷うことなく2014年オープンにふみきりました。当然、カフェ経営についての知識はもちろん、パンの知識すら何一つなかったので、今思うとかなり無謀だったなと思います。笑

実際に初めてみると、冷凍の成形パンは仕入れ値が高くて、大勢のお客様にきていただいても、利益があまり出ず…

悩んでいたところに、たまたま製粉会社の方と出会ったことがきっかけで、店舗で粉から焼くこだわりの食パン専門店としてリニューアルすることを決めました。

テンパク観光は山口社長で3代目ですが、会社はもともと引き継ぐつもりでしたか?

子供のころから社長としての父親を見てきましたし、当時は郊外型のパチンコ店としては老舗で有名だったので、周りからも「パチンコ屋さんの息子さん」という見られ方をしていたこともあり、漠然と、いつかは継ぐことになるんだろうなぁと思っていました。

それもあって、大学では経営学を専攻し、卒業後に、まずは叔父の会社に就職しました。父の会社も、叔父の会社も、京楽グループの一角をなす企業でしたが、就職から2年が経つ頃、父の会社がグループから独立することになり、そのタイミングでテンパク観光に移りました。叔父の会社では、簿記資格など知識を一つずつ地道に習得しながら、経理の仕事をしていましたが、テンパク観光にうつってからは、経理は当然のことながら、なんと決算を組むところまで、1年でやらされましたね。
売上を作る仕事は、父と当時の営業担当役員の方がしていたので、私は数字上のことを任されているという形でした。5年ほど前(2018年ごろ)までは、父が社長として動いていましたので、実は社長歴はまだそれほど長くないんです。

御社の商品の強み、アピールポイントを教えてください

なんといっても食パンですね。買って帰ってご自宅で食べて頂けるのはもちろん、店舗ではいろいろなアレンジを施して、それを食べて楽しんでもらう。粉の配合や製法にも当然こだわっていますし、無限の可能性を秘めた商品です。

店舗で提供しているメニューについては、当社の役員でもある姉が、SNS等で流行をチェックしたりしながら、独自で開発しているんですよ。

ターゲットは、30~40代主婦層です。やはり、女性の口コミの力ってすごいですよね。それに、家族で食事に出かけるとき、意見が割れたとしたら、一番意見が通りやすいのはママだったりするじゃないですか。笑
やはり、この層の女性を味方につけると、強いです。

会社経営していて、一番うれしかったことはなんですか?

家族から、「友人がラルジュに行っておいしかったよって言っていたよ」という話を聞いたときや、店舗に出た際に、お客様から直に感謝や「おいしかったよ」という言葉を聞いたときですね。

あとは、口コミやSNSで「念願のラルジュさん」なんて書かれているのを見ると、本当にうれしいです。

最近では、愛知県のみならず、全国のベーカリーカフェのまとめ記事に載る機会も増え、ときには、「大阪から来た」なんていうお客様もいらっしゃるんですよ。本当にありがたいです。ご愛顧いただいているお客様に対して、感謝しかないですね。

一番苦しかったことはなんですか?

2022年3月。パチンコ店を閉めたときですね。30人近くの従業員に、退職してもらわざるを得なくなってしまった。中にはテンパク観光で出会って結婚し、マイホームを建てた従業員夫婦もいて…。本当に、心苦しかったです。

社長の「これだけは負けない!」というところを教えてください

名古屋、いや日本で一番のベーカリーカフェを目指す意気込み、気持ちですね。

当然、SNS等でご指摘のコメントのようなものを頂戴することもあるのですが、「お店を少しでも良く立て直して、やっぱりいいお店だった!と思ってもらえるようにしてやる!」って思ってます。笑

10年後のビジョンは?

やはりテンパク観光は娯楽業から始まった会社だということもありますし、カフェに限らず、お客様が笑顔になるような「アミューズメント」を提供するお店を、もっとたくさん出していたいですね。

今回インタビューを受けてみてどうでしたか?

最初は正直あんまり気乗りしなかったけど、話してみるとあっという間で、長い時間話していた自分に驚いています。笑

普段なかなか思っていることや考えていることを口に出したり形にしたりすることはないので、とてもいい機会になりました。楽しい時間をありがとうございました。

会社情報

テンパク観光株式会社

http://www.tenpakukanko.co.jp/index.html

さいごに

今回はテンパク観光株式会社社長、山口さんに色々お聞きしました。
【ベーカリーカフェ・ラルジュ】さんこだわりの食パンを使った、様々なカフェメニュー。どれもとても美味しそう!

山口さん、ご協力本当にありがとうございました!

日本で一番のベーカリーカフェを目指す【テンパク観光株式会社】山口俊明
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