どこよりも魅力あふれる“人”で構成されるチーム(コミュニティ)を創る【株式会社G3-Miraizon・株式会社ミライズワークス】宇治部 英明

PROFILE

【株式会社G3-Miraizon・株式会社ミライズワークス】宇治部 英明

株式会社G3-Miraizon
株式会社ミライズワークス

宇治部 英明

本日は、2社経営をされている宇治部英明社長に取材させていただきます!

御社の商品・サービスについて教えてください
G3-Miraizonはまだ起業したばかりの会社ですね

はい!
㈱G3-Miraizon(以下、G3-M)では、“ビジネス×アスリート”というキーワードを元に「MIRAI-STYLE」というコミュニティを運営して参ります。
具体的には、アスリートのデュアルキャリアやセカンドキャリアを考え、キャリアにプラスになるような場を提供したいと考えています。
ビジネス観点からアスリートのマインドの変化であったり、共同で行なっている事業だったりをそれぞれの視点で課題を見つけ、解決する施策をこのコミュニティの中で共に学び、アイディアを出しながらサポートしていくサービスを考えています。

起業して15年目となる㈱ミライズワークス(以下、MW)は、オフィス空間の設計・デザインというのを、働く環境、働き方を含めて提案する会社でございます。
内装空間はもとより、働き方までデザインしていくという形で、オフィス移転のタイミングであったり「働き方を変えていきたい」というニーズに対して提案を差し上げてオフィスを創りあげていくというサービスを行なっています。

それぞれ御社の強みはなんですか?

G3-Mの現時点での強みは、当社の趣旨に賛同いただくメンバーの質やコミュニティの質が高いレベルで運営していけそうだというところです。
まだ立ち上げて間もないので、これから強みがどんどんできていくと思いますが、アスリートやビジネスパーソンそれぞれに対して1on1で向き合えたり、課題解決に対するサポート力が強みになっていくのだなと思います。

MWは、「課題解決力」が最大の強みです。
知名度はまだまだの会社ではありますが、うちの会社を知っていただいたお客様にはアンケートの回答で良い評価をいただいております。
担当者の人柄やきめ細やかな対応力、嫌な顔を何一つせずに、お客様の意向に寄り添った対応を最後までしていただけるという声をいただいております。
リピートされるお客様が非常に多く、有り難いことに案件を回すのに苦労するくらいのお仕事をいただいております。

MWで培ったものは、G3-Mでも活かせそうですね!

はい、その通りです。
評判が評判を呼ぶ状態が作れたら良いですね!
プラスしてG3-Mでは、これまでにないことにもチャレンジしたいと思っています。
G3-Mでは、メンバーにも広報・PRに強いメンバーがいるので、その分野にもチャレンジしてMWに還元できたらと考えています。

G3-MとMWの相乗効果が期待できますね!

この仕事(当事業)をはじめたきっかけを教えてください

G3-Mは、スポーツ×ビジネスという事業なんですけども、もともと自分自身がサッカー好きで過去に育成年代のコーチとして携わっていた経験があります。
そこでは僕自身が価値を提供できずにその道を外れることになりましたが、その後ビジネスを通じて自分自身が成長することができました。
その成長ができたきっかけはやはりビジネスで、「アスリート」「スポーツが好きだ」ということだけでは仕事にならないけれど、自分がビジネスを通して得意なことをやっていくことで“得意”から“好き”になるということを経験できたという想いがあります。

そしてようやく(MWの経営しながら)余裕が出てきたというのがあって、「やりたいことにチャレンジしていきたい!」という気持ちと、今の自分の経験と力があれば、あの時できなかった事ができるのではないかと考えたんです。
自分自身の経験や知見を踏まえて、こういった好きな事の領域にチャレンジしていきたいという想いから、構想に2年ほどかけて、いろんなことをいろんなところで話しながら、良い仲間と協力者に巡り会えてチャレンジすることができたというのがきっかけになります。

MWで起業されて、MWの経営を通して宇治部社長が成長されて、経営が軌道に乗ってきたことで、(G3-Mで)過去にできなかったサッカーを通して、スポーツ界への貢献をするということになるのでしょうか?

そうですね!好きなことへの貢献ですね。
セカンドキャリアという言葉をよくアスリートの世界で使うのですが、ビジネスマンにもセカンドキャリアがあると思っています。
このG3-Mでのビジネスが、自分にとってのセカンドキャリアだと思っていて、その世界への貢献はもちろんのこと、新たに自分がやってみたいこと・得意なこと・好きなことにチャレンジしていくというところにも繋がりますね。

MWの経営がアスリートにおける現役時代に相当するとすると、G3-Mは宇治部社長にとってのセカンドキャリアという感じでしょうか!素敵ですね!!

宇治部社長のこれまでの経歴を教えていただけますか

先ほども触れましたが、少年サッカーの指導をしていた時、そこでは自分の価値を提供できずに力不足もあり「なかなかこれでは将来難しいな」ということで、サッカーの業界からは離れようと思いました。

次に(今のMWの仕事と同じ)オフィスのデザインという仕事に縁があって就職することになり、そこで凄く力をつけることができました。
そこでは自分で設計もするし、デザインもするし、自分で仕事も取ってくるし、現場監督もするしと、全部一人でやらなければいけないという環境であったのですが、もの凄く属人的というか「もし俺が怪我や病気をしたらどうするの?」と常々思っていました。

仕事の範囲だったり、売り上げのアッパーとかお客様のサポートなど、できることに限界を感じていて「もっとこうしたほうがいい、ああしたほうがいい」という想いがありました。
社内で進言はしていたけれど、なかなかそういう環境にはならずということで、自分が独立させていただくことになりました。
個人のレベルを上げるのはもちろんですが、会社に勤めていた時は一人では限界があるというのを感じていたので、やっぱりチームでお客様の満足度を上げたりサポートしていく体制が必要とだと思います。
起業当初から言っていて、ホームページにも掲げている「チームで動く」ということを大切にしたいと思っています。

また、オフィス設計の分野では珍しいのですが、MWは社員全員が図面を書けるスキルを持っています。専門のデザイナーはいるんですが、図面を書けるスキルを持っていると現場での対応も柔軟に行えますし「なぜここに導線が必要なのか」というようなことも社員全員が根拠を持って話すことができます。
絶対にニーズがあるという確信とその想いを実現するために、MWを起業しました。
MWの場合は、スタートは自分の好きなことでなかったですが、やっていくうちに好きになり、今ももちろん好きで、誇りを持って仕事はしているのですけど、G3-Mは、自分のやりたいことや好きなサッカーをはじめ野球とかスポーツに関わる仕事に凄く魅力を感じていて新たに始めました。
ビジネスで成長させていただいた自分ではあるのだけど、スポーツの熱狂というのはビジネスだけでは得られないものがある。これもよく言う話なんですが、「勝って喜んで、負けて泣いて」というのはビジネスではなかなか体験できないエネルギーです。
そこに携わっていきたいということから、まずはスポンサード*というところから入りました。
もちろんそれでも面白味や楽しみはあったんですけど、より違った方面で自分がお世話になったビジネスという分野と、アスリートやスポーツチームという分野を掛け合わせることで、何か双方にとって良いシナジーが生まれる事業をやりたい!という想いが芽生えて、いろんな人のサポートがあって環境も整ってきたので「チャレンジしていこう!」と思い起業しました。

※MWは、2024年現在、Jリーグ参入を目指す「南葛SC(関東社会人リーグ1部)」と「SHIBUYA CITYFC (東京都社会人リーグ1部)」のスポンサーをしている。

会社を経営していて難しいなと感じることを教えてください

いっぱいあるのですが……、やっぱり「ヒト・モノ・カネ」で言うと、どの企業も9割方は「ヒト」なのかなと思っています。
お客様、社内、協力会社、パートナーという「ヒト」。
難しさとはちょっと違うのかもしれませんが、あらためてヒトとの関わり方の重要性というのは大切なんだなと思っていて、今こうして話をさせてもらっているのもヒトとの繋がりがあってということですし、G3-Mに参加してくれているメンバーもヒトとの繋がりがあってこそで、ある種の難しさであり大切なところなのかと思っています。

宇治部社長のSNSを拝見していると、社員の皆様との食事会などを発信されていて「社員の皆様との関わりを大切にされているんだな」と感じますね。

ようやくここ3年ぐらいで僕が口を出さずに仕事を任せきってもできるようになったので、逆に社員のみんなとの関わりの密度が薄くなってしまっている気がするんですね。
なので、食事会などを通して考え方を共有していきたいなと思っているのですが、ちょっと最近は頻度が少なくなっているのかなというのが今の自分の課題です。
時代は常に変化していて、社員もそれぞれ様々な考え方を持っているので、食事会への参加ひとつにしても好きな人もいれば、あまりそうでない人もいるということで……、歓送迎会くらいは全員で行こう!と言っているのですが、そのようなことも大切さであり、難しさというところですね(笑)

この仕事をしていて1番嬉しかったことを教えてください

G3-Mは、これからではありますが盛大にキックオフパーティーを開催できて、参加してくれた皆さんにめちゃくちゃ喜んでいただきました。
参加された皆さんがいろんな形でコミュニケーションをとっていて、既に繋がった同士で仕事のお話ができたり、仲良くなったとも聞いているので、そういうのも聞くと良かったな、嬉しいなと思います。

MWは2010年に創業し15年目に入るので一番嬉しかったことを決めるというと難しいのですが、シンプルにお客様からお褒めの言葉をいただいたりとかが嬉しいです。
コロナ禍以前は多かったのですが、お客様が主催する食事会に当社のメンバーを呼んでいただくケースがあって、当社はチームで動いているため、営業担当だけではなく、設計や施工など「皆様で来てください!」と言っていただいたこともありました。
中には、まだプロジェクト進行中でオフィスの移転も完了していないタイミングで、大変評価していただいているからなのか「中締め(の食事会)しましょうか!」と言ってお呼ばれすることもありました。
そういうケースを社長として聞くと嬉しかったですね。

また当社の取り組みのひとつなのですが、お祝いのお花を贈るとき、一般的に代表取締役の社長の名前で贈るのがほとんどのケースだと思いますが、うちの場合は一切そういったことはせず、お客様に寄り添った設計担当者や施工担当者の名前で贈るようにしています。
お客様からしたら社長の僕は全く会ったこともないのに「社長の名前で贈られてもね」という想いがあると思いますので。
営業マンや設計、施工担当者が、お客様から直接お褒めの言葉をいただけたりというのを、お客様伝いに聞くと、僕も「あー嬉しいな」と思いますし、そういったことの積み重ねが一番嬉しいことですね。そしてその積み重ねがリピートに繋がっているというのもとても嬉しく感じます。

あと他社さんではないところで言うと、一般的に事務所のレイアウト変更とかって、すごい手間が掛かって、お客様の営業に影響が出てしまうところなのですが、当社はお客様の営業を止めることなく、柔軟に対応しお客様の要望で何度でもやり直しをしたりとか、当社主導ではなく、お客様主導で対応できるということをもの凄く評価をいただいていて、直接お褒めの言葉をいただけることが本当に嬉しいです。

あとは、起業する以前から私が大切にしていることで、日頃から当社のメンバーにも伝えていることがあって、「お客様がご自身のニーズを言語化できないようなことがあったら、それ汲み取って、現状を把握して、理想と現実のギャップを明確にし、それをかみ砕いて提案してあげる」こうすることが、お客様の満足度に繋がっていると思います。
この気遣いや想いがあるから、他社さんがお客様に声を掛けてもすぐに断っていただいて、引き続き当社との関係を続けてくださるので、当社メンバーにもそうであってほしいと思っていることですね。

社長のこれだけは負けない!というところはなんですか?

まずは「運」がいいと思います!

それはどういったところでそう思われるのですか?

人との巡り会いも運だと感じますし、その当時100人以上いる候補者の中からガンバ(少年サッカー)のコーチになることができたのも運が良かった。
少年サッカーのコーチに採用された後に当時の監督に言われたのは「書類診査の後の面接の際に、ほとんどの候補者が自身の選手としての実績ばかりアピールする中で、宇治部だけは謙虚に『子供と寄り添って自分も成長したい』という言葉があったから」との採用理由を聞かされました。

人の運を引き寄せる何かが宇治部さんにはありそうですね!

3年後のビジョンを教えてください

G3-Mは、理念のひとつに「アスリートと共に成長していく」というのがあります。
当社の「MIRAI-STYLE」というコミュニティに入れば、質の高い人に出会うことができて、人生も含めてキャリアを楽しめる。
このコミュニティに来れば、自分の悩みや課題を解決してくれて楽しむことができる。
そのような「質」にこだわるコミュニティをつくります。
そのコミュニティが自走化していくようになれば、人それぞれ幸せの状態というのは違うものだけれども、そこに参加する全てのメンバーが幸せな状態になるようなコミュニティにしていくというのがビジョンであり近々の目標です。

G3-Mとも似ているのですが、MWは、働く環境や働き方を提案している会社なので、「自社から変えていこう!」という事を現在、実践・実行しているところなんです。
従業員含め関係者、お客様など全てにとって「オフィスと言えばミライズワークスだよね!」「(MW)は素敵な働き方をしているよね!」と言われるような会社にしていきたい。
僕らはオフィスは常に未完成だと思っています。
働き方はどんどん変化するし、業務内容や部署にいる人の増減、どんどん様々なことが変わっていくので、オフィスも常に未完成で不完全であって、そのオフィスを運営していく上で、当社が先頭を切って働き方を柔軟に変えて、従業員一人一人が幸せで「働くことが楽しい!」気持ちが溢れている状態を目指しています。
そのような状態になれれば、リピートも含め、新規も勝手にお客様が付いてくる状態になるというイメージを持っています。

宇治部社長からこれだけは言っておきたい!ということはありますか?

G3-Mにしろ、MWにしろ、お客様というのはパートナーだと思っています。
まずパートナーに喜んでもらうというのが大事だと思っています。
そのためにG3-MもMWも質にこだわって、質の高い提案を差し上げるので、パートナーであるお客様にも意識を高く持ってもらう。
例えばMWであれば、「オフィスは費用でなくて、投資だ!」と思っていただく、従業員とのエンゲージや採用強化を含めた投資と考えていただけるようなお客様を求めています。

今回インタビューを受けてみていかがでしたか?

話すことで脳が働くというか、書いたり自分自身で文字を起こすよりも、伝えたいことがうまく伝えられたと思います。
よい機会をいただきありがとうございます。

会社情報

株式会社G3-Miraizon
https://g3-mzn.co.jp/
株式会社ミライズワークス
https://www.miraiz-works.co.jp

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株式会社G3-Miraizon

ミライズワークス

さいごに

いつもの宇治部社長の物腰やわらかなスタイルで、一つ一つの質問に誠実に丁寧に答えていただきました。
創業15年目に入ったMWはもちろん、スタートしたばかりのG3-Mのお話をされる時はその強い想いが溢れて、熱いトークになる場面が多々ありました。
これからも応援したくなる、共に成長させていただきたいと思える宇治部社長でした!

どこよりも魅力あふれる“人”で構成されるチーム(コミュニティ)を創る【株式会社G3-Miraizon・株式会社ミライズワークス】宇治部 英明
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