PROFILE

グリーン・ルーム株式会社
細川 健太郎
今回は、岐阜・長野・名古屋にて植物の生産・加工・販売を手掛けるグリーン・ルーム株式会社の細川社長のインタビューです。
まず、御社の商品・サービスについて教えてください。
もともとは、祖父が岐阜で植物を生産する会社を立ち上げまして、私は3代目に当たります。当時は、植物を育てて出荷する事業だけだったんですね。
そこから紆余曲折あって独立し、2017年にグリーン・ルーム株式会社を立ち上げました。そして昨年、ご縁があって、小売り事業を営む佳花園をM&Aさせて頂き、グリーン・ルーム㈱のグループ会社として、私が双方の代表をやらせていただいています。さらに最近では仲卸業もはじめて、「植物の川上から川下まで(生産・卸・販売まで)一貫してサービスを提供できるスタイル」で運営しています。
ーM&A!すごい、やり手ですね。
いえいえ(笑)そんなことないんです。
経営をする中で、ここ数年はやはり植物の生産だけで事業を成り立たせるのは難しいなと考えていて。
もともとは岐阜と長野で1万2千坪の農場を持っていて、そこでミニバラを中心に栽培していたんですが、ミニバラって結構育てるのに手間がかかるんですよね。今は手間をかけず簡単に育てられる植物がトレンドで、その最たるものが多肉植物。そっちにシフトしようと決めました。
さらに、もともとは植物を買ってくれるお客様であった佳花園さんから、販売の事業をやってみないかというお声掛けを頂いたこともあって、思い切って農場を縮小、売却し、事業を買い取らせていただいたという形です。
ー今は農場はどのくらいの規模なんですか?
長野1500坪 岐阜3500坪ですね。
(十分広い!)
岐阜で多肉植物の苗を作って、そのあと涼しい長野に移して栽培する、というスタイルです。
自分で4トントラックを運転して運んでるんですよ。
社長自らが運転まで…頭が下がります。
では、会社を経営していて一番うれしかったことは何ですか?
「従業員の成長を感じた時」ですね。自分しかできないと思っていたことが、いつの間には従業員もできるようになっていたり…。
あとはやっぱり、お客様が植物を喜んで購入されていく姿を直接見ると嬉しい気持ちになりますね。
逆に、一番苦しかったことは?
いやもう、それは常に苦しい(笑)
それは冗談ですが、祖父や親が大切にやってきた農場を縮小して売却し、新しい事業を買うという決断をしたときは、「こんなこと本当にやっちゃっていいのかな」という想いもあり、くるしかったですね。
社長の「これだけは負けない!」というところを教えてください。
いやぁ…僕には本当に何もないので。だからこそ、何の抵抗もなくいろんなことをスタッフたちに任せられるとことですかね。おかげでスタッフはみんな本当によくやってくれています。
それと、ぷよぷよは昔からめちゃくちゃ強いので、対戦相手募集中です。
ぷよぷよはぜひ一戦交えさせていただきたいですね(笑)
3年後のビジョンを教えてください。
拠点が増えたので、まずは一店舗ずつの地盤をしっかり固めたいですね。今は私がすべての現場を回って状況を把握しておかなければ回らない状況なので、完全にスタッフに任せられるようになりたい。そして、ちょっとゆっくりしたいです。笑
では、10年後のビジョンは?
そうですね。規模拡大等はせず、一店舗あたりの売上を伸ばしていく方向で考えています。植物の生産メーカーは、こだわってずっと続けていきたいですね。
最近では住宅関連の企業と提携して、家を建てるときに植物もインテリアの一つとして取り入れてもらったり、カフェや美容院にグリーンコーディネートをサブスクで提供するということも始めているので、そういった「植物を通じて新しいライフスタイルを届ける事業」も、伸ばしていきたいと思っています。
インタビューを受けてみていかがでしたか?
こういった機会は初めてで緊張しましたが、改めて話す中で、自分がどういう想いで、どういったことを実現したくてこの事業をやっているのか、改めて思い返すいいきっかけになりました。貴重な機会をありがとうございました。
会社情報
グリーン・ルーム株式会社
https://www.greenroom-plants.co.jp
さいごに
インタビュー後の写真撮影をしながら、植物のことをいろいろ教えて頂いたのですが、我が子を紹介するようないとおしいまなざしで植物の特徴などを説明してくださった姿がとても印象的でした。
また、植物への愛と同様、スタッフさんへの愛も強く感じました。自分がやってきた仕事を人に任せることって、実際はちゃんとやってくれるか心配になったり、自分がやってしまった方が早い、なんて思ってしまったり、なかなか難しいですよね。社長のスタッフの皆様に対する全幅の信頼や想いのおかげで、スタッフの皆さんの成長があるんだなぁと感じました。