認証AIという最先端技術で【株式会社フォーカス】寺澤 崇史社長

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【株式会社フォーカス】寺澤 崇史社長

株式会社フォーカス

寺澤 崇史

本日は、認証AIという最先端技術で地域社会に貢献し続けるフォーカスさんにお話を伺います。
寺澤社長、本日はどうぞよろしくお願いいたします!

まずは事業内容を教えてください。

栃木県を中心に、ものづくり工場(車やカメラ、食品など)の人手不足をAI認証を通してサポートしています。
例えば、自動車の部品に錆が付いている付いていないを本来は人間が目視で確認している作業なのですが、現在は人手不足で派遣会社からも人が来ない時代なので、カメラ(人間でいう目)で見たものAI(人間でいう脳)で理解して選別するという事業を中心に展開しています。

製造業はGDP107兆円市場と言われているんですよ。
AIに置き換えると107兆円の売上が立つ見込みということですね。

とても大きな市場ですね。競合他社はどんな会社がありますか?

ほぼ誰もが知っている大企業ですね。
AI認証システムで言うと、空港の顔認証システムは大手電気機メーカーが東京や全国では活躍されています。中小・ベンチャーですと当社だけです。

当社の強みとしては、大企業に比べて小回りが効くということです。現時点では、栃木県内での活動が中心ですので、すぐにサポートに行けるバックアップ体制やスピード感があります。栃木県庁や大手地銀からの支援も大きな信頼に繋がっています。今後は、北関東や中部にも広げて行けるように準備中です。

ーまさに地方の人手不足と会社のコスト削減に貢献されていますね。

そうですね、特にAIは人のようにモチベーションがぶれたり、居眠りしてしまったりがないので、とても優秀な社員だと思います(笑)

AIと聞くと、参入障壁がとても高いように思いますが、起業理由はなんですか?

私は、もともと前職の商社で、工場の生産ラインの自動化を担当していました。そこでは、画像処理まではするけど、AIまでは活用できていなかったので、そこにAIを活用できれば商機があると思いました。
確かにAIは旬なワードなので、東京や大阪で起業される方は多いのですが、会社ができる以上に倒産してしまう会社も多いのです。
基盤になるエンジニアに対する人件費が数千万単位でかかってくるのに対して、納品スピードが追いつかず、開発資金が足りなくなって、結局大手に買収されて、技術だけ持って行かれてしまうというのかが現実なんです。

では、フォーカスさんが自社でここまで成長できたのは、どんな理由がありますか?

世の中には「マーケットイン」と「プロダクトアウト」という考え方があります。
マーケットインは、世の中の人々が何を求めているのかを見極め、それに応える商品やサービスを提供する方法です。
一方でプロダクトアウトは、技術者が「これが最高だ!」と思うものを生み出し、それを市場に提案していく方法です。

ただし、どれだけ優れた技術や素晴らしい製品を作っても、それを広めるための営業力がなければ、商品は売れません。
特に技術が強みの業界では、営業の力不足が原因で成長が鈍り、大手企業に買収されてしまうケースが少なくありません。

私たちの会社は営業力が非常に強く、販売には全く困っていません。
むしろ、作り手が追いつかないほどの需要があります(笑)
現在はさらなる事業拡大を目指し、資金調達を進めて人員の強化に取り組んでいます。
この一歩が、会社の未来を切り開く重要なカギになると信じています。

そんなフォーカスさんの強みはなんですか?

納品までの開発スピードが速いことです。
また、オリジナルで作るものの他に、すでに開発されている汎用商品を提供していくことで、さらに提供スピードが早くなります。
また、納品後のアフターメンテナンスも大手企業であればと問い合わせから1週間ほどかかるところを当社であれば、2日以内には対応することができます。

ー製造業では生産ラインが止まってしまうことは死活問題だと思うので、すぐに対応してもらえることは何より安心に繋がりますね。なぜ御社が急成長されているのかよくわかりました。

現在、各所から信頼を得て急成長されているフォーカスさんですが、ずっと順調だったのでしょうか?

全くそんなことはないです。
もともと商社勤務時代に社内ベンチャーの立ち上げなども経験していたので、自信はあったのですが、いざ2019年2月に立ち上げてみると、全くお客様に相手にされなくなりました。
会社が変わっただけなのに、、、いう気持ちもありましたが、お客様から一言、「まだ実績ないよね」という言葉が、胸に突き刺さったのを覚えています。

半年ほどは無給の期間が続き、食べるために営業代行のような仕事を掛け持ちでやっていた時期もありました。それでも必死に仲間集めに奔走し、お金を貯めて、ヘッドハンティングなども積極的に行いました。その結果、さまざまな縁が重なり、大型受注に繋がりました。

その後も、お金や人の問題など経営者として乗り越えなければ課題は、たくさんありましたが、経営者として全て真正面から向き合ってきました。

これまで数々の困難を乗り越えてきた寺澤社長ですが、これまで嬉しかったことはなんですか?

たくさんあります。私は個人的なミッションがあるのですが、それは「仲間と最高のチームを作り、唯一無二の感動を分かち合い、地域・社会に貢献する」というものです。

仲間が集まってきて、仲間と目標を達成したり、成長を感じたりすることが大好きです。
なので、今ここに最高の仲間たちが集まっていることが私の喜びです。

仲間をとても大切にされているのですね。寺澤社長が求める仲間の基準はありますか?

あります。何かを依頼した時にできなくてもいいから、「嘘をつかないこと」です。

もちろん他にも向上心があるといいなどありますが、最終的にはメシ一緒に食べて楽しいか?
じゃないでしょうか(笑)
人生は仲間を探す旅だと思っているので、私にとって仲間はとても大切ですね。

仲間に対する想いが強い寺澤社長ですが、きっかけになったエピソードはありますか?

たしかに一度仲間認定したらストーカー、、いや(笑)家族のように関わりたいと思うので、仲間に入れるまではとても慎重になりますが、その後はとても距離が近くなるように思います。

そうですね、例えば、私は小さい頃はガキ大将的なポジションになることが多く、小学5年生の頃は「寺澤軍団」というものがありました。仲が良いと思っていたグループでしたが、No.2ような役割をしていた子が大阪に転校してしまったことをきっかけに、他の子達からの集団無視がはじまりました。本当に悲しかったです。
給食をひとりで食べる時間がとても辛かったので、友人たちに「みんなの給食を片付けるので、一緒に給食を食べてください」と言って、お願いをしたことを覚えています。

その経験を通じて、仲間の行動でこんなにも心が傷つくことがあるのだと学びました。
それだけで気付けばよかったのですが、何度か失敗を繰り返します(笑)
そんな経験たちを通じて、仲間の大切さを学んだように思います。

最後に一言、お願いします!

ひとりでできないことを仲間と共に行う場所が会社だと思っています。
最先端技術であるAI /DXを活用して、人手不足で困っている企業を助けることで地域社会に貢献し、働く人を幸せにしたいと思っています。
ここに共感してくれる人がいたら、ぜひ仲間になってほしいです。
メシ一緒に食べましょう!

【株式会社フォーカス】寺澤 崇史社長

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おわりに

社内外、各方面から信頼が厚い寺澤社長。
急成長されている中でも、社員の皆様との1on1の時間を必ず確保しているそうです。仲間と共に成長することにコミットしている姿に、成長し続ける理由がわかりました。

寺澤社長、ありがとうございました!

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