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有限会社みどり菓房若葉 / パティスリーFUKAYA
深谷 行弘
今回は、有限会社みどり菓房若葉 / パティスリーFUKAYAの深谷社長にインタビューしてきました!
まず御社の商品、サービスについて詳しく教えてください。
洋菓子ですね。
生の洋菓子と、いわゆるギフトというところの焼き菓子が主です。
ターゲットはファミリー層で、我々のいわゆる「顧客」というのがどういう方かを考えた場合に、バースデーケーキを買ってくださる、3、4歳ぐらいから小学校の3、4年生ぐらいまでのお子様がいるご家族が1つのターゲットになるので、その方達に対しての商品構成、あるいはどんなサービスが喜ばれるかなということを考えています。
うちはお子様がいらっしゃるので、例えば風船を用意しておいて差し上げるとか、後は、僕が月に一度ぐらい、名古屋の明道町にいろんなおもちゃや駄菓子屋さんがあるので、そこで買ってきて置いてあるんです。
ほんとに安価なんですけど、来た時にここから選んでねって持っていってもらう。
それはとても喜ばれそうですね。御社の強みはなんですか?
どうでしょう。 強みというか。ある程度長らくやってきたので、それを支持してもらってるからこそやっている。
長くやってるから、ある程度の知名度とお客様も来てくださる。
いろんなお客様に、この町に来てお菓子やさんはどこ?って聞くとうちの名前を出してくれるという風にお聞きはしています。
商品に関しては、なるべく旬で、 近くでも生産者があればそこから直接入れていただくような仕組みを取っています。
特にイチゴの時期、 愛知は今は違いますけど、10年ちょっと前まではイチゴの生産地だったので、当然その名残りもたくさんあるし、うちは12月から6月ぐらいまでの時期はずっと安定して供給してもらっていますし、当然品質もそれなりにいいものを持ってきていただいています。
後は、今はなかなか使いませんけど、夏の時期にイチジクだとか、東海もその産地なので、そこから頂いたりとか。
もっと前からで言うと、長野の飯田のリンゴをわざわざ向こうまで伺って紹介してもらったこともあります。
ー地元のいいものを、ファミリー層向けにという感じですね。
そうですね。せっかくだからと生産者の方達もそれを望んでいるし、特にイチゴなんかは1番旬の1月の終わりから2月の半ばぐらいの間で、 実際に生産したものを持ってきていただいて、ここで売ってもらうということもありました。
うちとしてもありがたいじゃないですか。これを使っています、この方が作ってますって。
お客さんとして見たら、どこで売っているの?とか、どんなものを?っていうお話ができるので、そういうことはやっていますね。
あとは、いわゆる農産品だけでなくて、材料として使っている、例えば抹茶であるとか、あるいはチョコレートも含めて、メーカーさんにお願いして、メーカーの担当者さんにここに来てもらったり。
例に出すと、西尾の南山園さんというお茶のメーカーさんに来てもらって、うちが使ってる抹茶や煎茶を使って、違いをレクチャーしてもらうこともありました。
あるいはチョコレートのメーカーさん、これは神戸へ行って、現地のデモンストレーターさんとフランスの方にも一緒に来てもらって、ちょっとしたチョコレートの細工物だったり、チョコレートの違い、あるいはチョコレートってこういうものですよみたいなことをお客様を集めてやったり、お取引している業者さんにもお願いして材料自体のアピールもやりました。
後は一時期、洋菓子屋でもクロワッサンを売っていたりするので、生地のメーカーさんに来てもらって。
その時は、パンのデモンストレーションというかアピールと、ちょうど僕の知り合いにフレンチのシェフもいるので、彼に来てもらって、そのパンに合うような、料理を作ってもらってここで売ったなんてこともあります。ちょっとしたサラダを挟むとか。
それなりのチームなんですけど…。要はね、面白いことをやりたい。
色々されているんですね、面白いです!
続いてなんですが、これまでの経歴を教えていただけますか
私は普通に大学に行って、 社会学部を出て、父がその当時経営していた和菓子店の支店の責任者にならないかということで、言葉にするとあまりよろしくないですが、安易にこの道に入りました。
ですから、どこで修行されたんですか?ということをよく聞かれるんですけど、したことはありません。
なので当然苦労しました。
自分の店にした時に、製造に対しての知識がなかったので、1から独学で。
知り合いをたどって、講習ができるような方に個人レッスンを受けたり、当時のいわゆる有名繁盛店を、お取引業者さんからご紹介して頂いて、そこへ伺って直接経営者さんと話せる機会があればお話をして、業界の動きを肌身で感じるというようなことをしました。
ですから、正直プロフィールにかけるほどの経歴はないです。
独学で色々と勉強されてきたのはすごいことだと思います。では、この仕事をしている理由も?
そうですね。先ほどお話したように、正直特別な意思とか 動機があって入ったわけではないです。
ですから、やり始めてから「やり抜かなきゃいけないな」ということを思いました。
やってる限りは当然その業種間での競争もありますし、やっているんだったら、より売れるお店にしたい、お客様が来る店にしたい。より支持されるものを作りたい、より新しいものに挑みたい。
そういうことの繰り返しですよね。
なので、なぜって言われると、やり続けてることが楽しいからですね。
誰かにやらされているわけではないので、そこは今でも同じです。
経営には浮き沈みがあるので、営業として順風満帆ばかりではないですけど、大変な時は大変な時なりに。 大変な時の方が多いからいいんですけど。
ーそれがまた挑戦するきっかけになっていく?
そう。それしかないと思う。
単純に好きだからとは言いにくいけど、嫌いじゃないです。
だけど、好きなだけではやらないと思う。言い方を変えるとね。
だからやってることは楽しい。 いつもみんなに話すんですけど、大変でしょ?って言われて。
いやいや、明日から仕事しなくていいよって言われても俺は困るから。時間がそんなにあってもね。
それはそうかもしれないですね。では会社を経営していて1番難しいことはなんでしょうか
やっぱりスタッフとの関係というか、スタッフに対しての対応ですよね。
もう年々。そこはある意味繊細に、神経質に。 かと言って距離を取りすぎてもいけないので、そこが1番ですよね。
それ以外の困難なことは確かにありますけど、資金のことだとか。
でもやっぱり人ですよね。 良いも悪いも人です。
私1人ではもう正直何もできないので、その中でより多くの共感できる人、あるいは一緒に何かを変えていこうと思える意思を持った人がいるとありがたいなと思いながらやっております。
会社を経営していて1番嬉しかったことは?
なかなかね、思い出すのは難しいんですけど、やっぱり作ってるものがお客様の手に渡った時に、本当に芯から喜んでもらえたような、あるいはそれを自分が作ってその方に渡せたこと、受け取ってもらったことは嬉しいですね。
本当に些細なことだと思うんですけど。でも、なかなかこれを実感するのは難しいです。
先程も話しましたけど、この仕事を始めたばかりの頃は、経験も浅かったですから。
この店を自分のお店にし始めて2〜3年の間というのは、本当に自分で言うのもなんですけど、へたっぴでしたよ。
その中で、はっきり覚えてはいないんですけど、5月の母の日の間近だったと思うんですよね。
当時はここも製造の設備だったので、僕も仕事しながら、お客様がいらっしゃったことがわかったんです。
そのちょっと暇なアイドルタイムに、夕方だったか午後の時間だったか、小学3、4年生ぐらいの女の子が、ケースの前に立ってるんですよ。
おそらく、母の日の前だったのでお母さんに贈る、お菓子やケーキを探しに来てたんだと思うんですよね。
その時に僕が思ったのは、「この女の子に本当に満足できるものを今の自分が作ってるか?」
確かにケースには並んでるんだけど、お小遣いのなけなしのお金を持ってきて買ってもらうわけじゃないですか。
そこで、俺が「今の腕で応ええられるのか」ってことは思いましたね。だからこそ、一生懸命やらなあかんなとその時に思った。
そうだったんですね。社長のこれだけは負けない!を教えてください
やっぱりいろんな競合する場で勝てるかわからないけど、負けないようにする。
そこだけ。それはいつも心がけています。
絶対的なものっていうのは正直そこまで言えないけど、今のどの状況でも負けないようにする。
だから、その方法は色々考えます。
誰でも同じだと思うんですけど、それをやらない限り、なんか変に悟って、いやいやこれは無理だなとか、あっちがこうだから俺は無理だなっていうことは言わない。これは常に思ってますよね。
要は「勝てない言い訳を考えない」ですよね。
そんなこと考えてる暇があったら、「勝てること考えよう」だよね。
ー確かにそうですね
うん。もうそれだけだから。
正直、本当に圧倒的に勝つっていうことはなかなか難しい。
それも1つの理想ですけどね。でも、ないかもな。いろんな意味で。
ーその競合との戦いの中で、ある一定の水準よりも超えていないと、おそらく勝っていけない、生き残っていけないところじゃないですか。世の中のお客様が、その時求めてるものだったり、競合がどういうことをしているのかっていうところも、分析したり見るのが長けていらっしゃると話してて感じました。
もう端的に、負けたくないんですよ。それだけ。笑
3年後のビジョンは?
僕は常に、今をどうするか、改善しなきゃいけないものがあるので、それをどうやって実現していくかということ、あとはもうそれはその繰り返しだと思うんですよ。
ですから、いわゆる立派な経営者の方のように・・・3年、5年、10年。
僕も、すごく成功してるとある方の話を、昔聞いたことあるんだけど、「30年後」みたいにして描くことはやっぱり時代もあって、僕は今でもなかなかできていないと思っています。
だけど、 今改善しなきゃいけないことは既にあるわけだから、それをどうやっていくか。
で、それをやることによって、経営の規模を3年後どうするか。とかそういうことはあると思うんです。だけど、ご存じの通りもう68になるから。
ある部分はその伸ばすべきところと、今整えるところというのを両方考えながらやっています。
だから、50代の頃の10年後と、今思う10年後は当然違うので、やっぱりそれは安直というか…。
1つのビジョンとしては、5年あるいは10年以内に今の自分の組織をより健全にして、次の世代に引き継いでもらう。
これはもう真実とかそういうことではなくて、M&Aという形で引き継げるような形を取るということは重要かなと思っています。
そのビジョンの中で、3年後に何をするか?ということは出てくるとは思うんですけど、区切りとしてはそれぞれあるので。
例えば、うちがこのお店以外でショッピングセンターでもやっているのですが、ちょうど3年後にはまた新たな契約に入るので、その時に更新をするのかしないのか。
新しくやるんだったらまた違う切り口考えなきゃいけないから、当然設備投資もいるだろうということは出てくると思いますし、常に取り組むべきなのは、今の今をどうするかっていうことですね。
ちなみに、10年後は?
おそらく10年後は第一線でやるのはもう無理です。
ですから、オーナーとしてのオーナー企業は多分難しいと思う。
ー立場がちょっと変わって?
そうそうそう。
だから、いわゆる経営の主体は変わって、アドバイザーというような形で関わらせてもらえたら1番ありがたいかな。
何度も言うようですけど、明日から遊べって言われてもね、遊び方を知らないから無理だわ。笑
僕は豪華客船で、世界を回っても退屈でしょうがない。
ー生きがいですか?
うん、生きがいというか、そんな大袈裟なことじゃなくて、生きることを楽しむのに、その方法が今僕の頭に浮かんでるということです。
10年後、そうなるのが1番ありがたい。だから常に、リタイアという言葉はなかなか思い浮かばないんです。
この仕事をやりながら、自分のネットワークというか、いわゆるお金になるならないではなく、人に関われるというとこで、やっぱり世界が広がると思うんです。
だからそこは本当に無駄にしたくない。
例えば、もうコロナが終わったから、フランス行きたいなとかイタリア行きたいなと思うじゃない。その時に、「ちょっと今度そっち行きたいから」って現地にいる方に声をかけて、「じゃあお待ちしてます」って言ってくれる人達がいるわけじゃないですか。何でそれができるのかって言ったら、今この仕事をやってるからできるわけで。そういう意味で関わりを持っていたい。
だから、こういう言い方はあんまりよろしくないのかもしれないけど、今の世の中の風潮として、仕事は仕事、それ以外の時間は自分の時間っていう風に区別するのが、1つの流れのようになっていることもありますよね?
果たさなきゃいけないことはやりますけど、 自分の時間が欲しいんですとおっしゃる方が今は多い。でも僕の世代だとね、それがなかなか感覚としてわからない。
昨日もそんなことを話していて、仕事はあなたの時間ではないのかな?と。
そういう話をすると、僕はいつも思うんですよ。言いませんけど。
人生の中の少なくとも3分の1は仕事に費やしてるとしたら、そこは自分の時間じゃないのかなと。もっと言うと、苦痛と感じるんであればそこは変わった方がいいんじゃないかなという風にずっと思っています。
ですから、その自分の時間と聞いた時に一体なんなのかなといつも不思議なんです。
今ここにあなたがいるのも、あなたの大切な時間じゃないの?朝、僕があなたの家に行って、ここに引っ張ってきたわけじゃないよって。
世の中全てがそうじゃないとは思うけど、ある人たちにとって、仕事は悪だと思われているのには、いつも少しだけびっくりする。
それって「働かされている」という1つの感覚だから。自分の時間が欲しいって言う人は多分そうなのかなと思って。そりゃ働かされてたら楽しくないよなとは思うんだけど。
確かに仕事に対しての喜びを持つって、すごく難しいですよ。 ゲームするみたいに楽しめないから。でも、その喜びは自分で実現すべき何かを実現しなければ、絶対生まれないわけじゃないですか。
僕だって本当に、シュークリームを何千個、何万個捨てたかわかりません。 笑
それはその商品として、提案できないんだから仕方ない。
でも、それがある程度形になったら、そのことが楽しいと思うし、嬉しいと思う。それが自分でやってきたことの結果だから。
だからなんだろう。消費することは、遊びで、楽しいっていうその感覚は僕にはわからないんです。
いわゆるインプットとアウトプットだけど、ただ出しっぱなしじゃ何にも残らないじゃんって。だからゲームって楽しいんだろうけど、僕はやりません。
だってあれは、誰かがあなたを楽しませるために作ったものでしょって思ってしまうから。
作った人には意味があるけど、それをやる人間にとって価値があるないは別にして、そこに価値があるかは僕にはわからない。誰かに遊ばされてるわけだから、そんな癪なことないなと思ってしまう。他にいくらでも楽しみ方あるじゃんって。
大げさな意味じゃなくて、何も自分の中に残らないなと。もしかしたら残るのかもしれません、僕は知らないから。
誰かが作った物をお金を出して手に入れたとしても、本当の意味で自分自身を形成する「力」にはならない、自分自身の「財産」にはならないと思います。
いくら高級車に乗って、立派な町に住んでてもその人間が立派な人間とは限らないでしょ。
でも、みんなそれで錯覚する。 俺ってさ、立派な2000万の車乗ってるから、すげえ立派な人間なんだよねみたいな。
いやいや、違うでしょって。その車があなたの手から離れたらなんなのかが聞きたい。
人間って、そういうことじゃないことに何か価値を生み出して、それが人との繋がりだと思うんです。それがわからなかったら、もうつまんないやつだと僕は思ってしまう。
でも見栄はいい。俺も見栄ははるよ?一応ケーキ屋の親父だからね。
あんまりオンボロの軽自動車はまずいでしょ。笑
ーいわゆるブランディング?
うん。というか、身なりとしては必要だと思います。
でも、それで勘違いをしないようにしている。
だから、自分が若い頃に思ったのは、大きな会社に勤めてるから立派な人だとか、あるいはそうでないから、取るに足らないとかは本当に思わなかったですね。
例えば、大学の3年生の時。僕は一応法政大学の社会学部なんですけど、その時に、大学の中に探検部というのがあって、その組織は、今でもスリランカ仏教遺跡の調査を続けてるんです。
それで、大学2年の時にその第3回の調査に僕も行ってて。
まあ僕は今、この道に入ってて、僕よりも5つ先輩は、4年前だったかに、植村直巳冒険賞を受賞されてるんですけど。
その時調査に行った関連で旅行業を志したことがあって。
正直、あの当時は学校なんて行ってなかった。ほんと申し訳ないけどね。4年のうちにトータルで1年いってるかかな。でもね、特に文系だから、特別おかしなことじゃないんです。
で、当時「いやいや、お前さ、そんな真面目に授業出てどうすんの」ぐらいのこと思っていた。これは非常にうがった言い方ですけどね。
それよりも、そういう中での人の繋がりだとか、外に働きかけるとか、そっちの方がずっと面白かった。
元々2年の時にスリランカに4か月ぐらい行ってるんですけど、その時にお世話になったところに、お前ちょっとなんかやれそうだからということで、うちでアルバイトとして雇ってやるって言われて、当時、旅行業のかじりみたいなことさせてもらったんです。
それでそこが主催したアメリカの西海岸のツアーに、ほんとにペテン師だけど、ツアーコンダクターとして行ってこいと。手当て出ないけど、旅費はタダにしてやると言われたので、1か月ぐらい行ったんですよ。
それでそこに勤めている時に、大きな銀行さんとある支店でトラブルがあって。勤めている会社の人から、なんかトラブルがあったから深谷行ってきてくれと。わけわからんけど、わかりました、行きますって。
それで初めの支店で対応してもらった時には、なんかめんどくさそうなこと言われてね。
でも、本店行ったらさ、結構偉い人出てきたの。そしたら、すんごい丁寧でさ、こんな若造に対して、いやいや何がありました?ってさ。
人ってさ、 結構上に行って立派になる人もいるよなってその時本当に感じた。
支店の人よりずっと低姿勢だし、人間として立派だなと思った。
これって世の中で確かに正しいよな、人としてあるべき姿だなという風に少し思いましたね。
だから格好だったり、肩書きだけで見るとよろしくないよね。
それ以降もいろんな人と会ったりして、そういう人間観察は自分でも好きだし、人との繋がりを持つということも、自分なりの方法でお付き合いをしている。
だから、この仕事をやりながらも、いろんなお取引業者さんはありますし、その人たちとの繋がり方も、単純に利益があるないということではなくて、やっぱり人としてその方とお付き合いするのが、 自分としては面白いし、プラスになる。自分の世界の中で、その方がいること自体が自分を豊かにしてくれてる。
それは金銭的なことではなく、困った時には本当に助けてくれたり、向こうが困った時に、もし自分が助けれるんであれば助けたいし、その時助けられるように自分も磨く必要はあると思う。
これが人としての1つのありようだとも思うし、今回のテーマのような経営者として立派かどうかは正直わかりません。
本当の意味で、組織をきちっとして盛り立てて、人に満遍なく動いてもらうっていうとこまで自分はできてないと思うんですよね。
だけど、人と関わることは好きです。今でもやっているし、仕事の仲間もいるから。
だからこそ、まだ仕事も続けたい。
今のお取引業者の方達にもさ、結構仲のいいのが6、7人いるんですよ。
それで年に2回ぐらい春と秋に、去年だと京都で集合して、僕の知ってる日本料理屋さんに行ったり、そのあとみんなでお参りをして、一応僕は年長者だから、 そこでお守りを人数分買って「みんな、今年も頼むよ」っていうようなことをしたり。
この6月、東京で展示会があるので、向こうで知ってる人間が集まる。もう半分ね仕事じゃないんですよ。その立場にもいるから来れるし、東京の方が京都へ来るから、名目は仕事で来るんですけど。笑
でも、本当に僕も楽しいし、彼らも結構競合する他社同士なんだけど、来てるとなんか楽しそうに話してるもんね。だから、やっぱりこういう繋がり方が必要だなと思う。 それがあるからこそ、仕事ができると思うんですよね。
時代によって変わってはいると思うんですけど、僕は今んとこそう思っています。
本当に彼らにはずっとお世話になっているし、彼らもなんかの時にはいいですよっていろんな意味で言ってくれるので、そこが嬉しいですよね。
これならやります。これならできませんということじゃなくて、「困ってんの?困ってんだったらどうにかしましょうか?」みたいなことが僕は人との本当の繋がりなんじゃないかなって思います。
会社情報
有限会社みどり菓房若葉 / パティスリーFUKAYA
さいごに
今回は、有限会社みどり菓房若葉 / パティスリーFUKAYA 深谷さんに色々お聞きしました。
人との繋がりをすごく大事にされていて本当に素敵だなと思いました。まだまだ色々勉強させていただきながらいきたいと思います。
深谷さん、ご協力本当にありがとうございました!