PROFILE
株式会社福岡エージェンシー
木寺 慶介
今回は、株式会社福岡エージェンシーの木寺社長にインタビューをしました！
商品・サービスについて教えてください
当社では、企業や行政の販売促進支援業務を行なっています。
なかでも、とくに力を入れているのがブランディングです。
昨今は広告と言えばネット系が多くなっていますが、当社はネット系だけでなく、いわゆる4マスメディア（テレビ、ラジオ、新聞、雑誌）と呼ばれる媒体すべての広告手法を取り扱っています。
また、4マスメディア以外にイベントやPRといった宣伝手法も駆使し、ブランディングの立案から施策の実施、効果測定まで、クライアント様の要望に合わせたサービスを提供しています。
御社の強みはなんですか？
ブランディングを軸にして効率的な販売促進業務ができることです。
例えば設計図をつくらずに家を建てはしないじゃないですか。
僕がやろうとしていることは、ブランディングをもとに設計図をきちんとつくって、向こう3年以上の中長期的な販売促進戦略です。
ベストの設計図をつくってから実際の業務を開始するので、予算や時間を無駄にせず、最大限の販売促進効果が実現します。
これまでの経歴とこの仕事をはじめたきっかけを教えてください
大学を中退後、本屋に就職して頑張っていましたが、世間の紙媒体離れを感じて、Web制作会社に転職しました。
そこで広告という仕事を大好きになり、その後、複合的な仕事ができる広告代理店の世界へ飛び込みました。
それが現在の業務の原点となっています。
所属した会社では重要なポストを任せられて充実した毎日を送っていましたが、ある日突然その会社がM＆Aで売却されてしまいました。
今後どうしようかを考える中、当時お世話になっていた数件のクライアント様から「応援するから独立しなさい」と促されました。
そこで思い切って独立起業を決意した次第です。
結果、その後も、たくさんのクライアント様に支えていただき、また尊敬できる素晴らしい方々と出会えたことで良い刺激を受けて、幸せな日々を送っています。
特に、34歳の時に誰もが知っている福岡発祥のラーメン屋の社長さんとの出会いがありました。
その社長さんに「木寺さん、うちのラーメン屋のイメージって何かな？」と聞かれ、僕は「席と席の間に“仕切り”があることでしょう」と答えました。
すると「それがブランディングですよ」と言われたのです。
ちょっとやそっとのことでは切り離されない「ねばりつくイメージづくり」＝「ブランディング」の重要さに気づかされた瞬間でした。
イメージづくりで自身の価値を上げていくことは目から鱗の出来事で、自分の人生の大きなターニングポイントになりました。
この仕事をしていて1番嬉しかったことを教えてください
ありきたりですが、クライアント様から「売上が上がった」と言われた瞬間ですね。
僕はブランディングの仕事をしているので、例えばロゴや店舗の外観、内装などは一貫してクライアント様の思いに沿ったデザインでなければなりません。
そしてエンドユーザーであるターゲット層の好みにしっかり合わせていることが前提であります。
ブランディングはやることがたくさんあって難しいのですが、それらを1つずつクリアしていけば、クライアント様の満足度が上がっていきます。
そして、最終的にクライアント様から「売上が上がった」と言われると本当に嬉しいですし、この仕事をして良かったなという喜びを感じます。
社長のこれだけは負けない！というところはなんですか？
僕個人ではなく、当社全体の話になりますが、デザイン力は競合他社に負けない自信があります。
社内外の優秀なクリエイターたちに助けられていることは当然なのですが、負けない理由があります。
それはブランディングという根底があるからなんですよ。
掘り下げて言えば、理念を整理して、市場機会の仮説をつくり、具体的なターゲットを選定して、コンセプトを練り上げる。
あくまでもデザインはコンセプトを具現化した形に過ぎません。
少し乱暴な言い方になりますが、ブランディングの一連の流れが出来上がっていれば、デザインなんておまけのようなものです。
僕は、ただクライアント様が満足するデザインをつくるだけでなく、その先にいる具体的なエンドユーザーの趣味趣向を鑑みて、そこから問い合わせが来ることまで考えてデザインをつくっています。
3年後のビジョンを教えてください
今年、北九州市に営業所をつくったので、3年後のビジョンとしては年間1億円の売上目標があります。
そして弊社が掲げているミッションは「ブランディングの力で福岡の企業とクリエイターの価値を上げる」です。
社名に福岡と入れているのも、そのような思いがあるからです
当社はブランディングをディレクションする会社。
つまりデザイナーやライター、Webコーダー、カメラマン等を束ねて指揮する監督の集合体ですが、福岡でブランディングと言ったら「福岡エージェンシー」と誰もが思い浮かべる会社にしたいと思っています。
そしてたくさんのクリエイターの皆さんと仕事をしているので、当社が福岡でのブランディング業務の1拠点になっていけたら最高です。
今回インタビューを受けてみてどうでしたか？
株式会社Do it プランニングの田中さんのインタビューを受ける中で、自分の表現や言語化において、もっとこの様にした方が良いという気づきがたくさんあり非常に有意義な2時間でした。
会社情報
株式会社福岡エージェンシー
〒810-0022
福岡県福岡市中央区薬院2-3-30 CASE BLDG 202
TEL 092-406-2196
さいごに
今回、初めてのインタビューなので、誰にしようかと考えて、「そうだ、木寺社長にしよう！」と思いました。
なぜなら木寺社長は、言語化のプロであり、スマートでソフトなおしゃべりで非常に好感度の高い方です。
「この方しかいない！」という思いでインタビューをしました。
予想どおり、たいへん良いインタビューができたと思っています。
