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I Links株式会社
岩渕 篤史
今回は、日本人留学生に特化した人材紹介会社を経営していらっしゃる、
I Links株式会社の岩渕 篤史社長にオンラインで突撃インタビューしました！
-今回はインタビューに応じていただきありがとうございます。
社長は今カナダにお住まいなんですよね？
はい、そうです。今こちらは午前０時ごろです。
-遅い時間にありがとうございます！
では、まずはこの会社を立ち上げたきっかけについて教えてください。
はい、私は出身が北海道の苫小牧で、小さいころからアイスホッケーをやっていたんです。
その関係で、10歳の時にはじめてカナダに行くという経験をしました。
-小学生の時にカナダ！すごいですね。
そうなんです。その時にカナダに行った経験は、のちのキャリアにも影響していますね。
大学卒業後は、いったんはいわゆる大手の一般企業に就職したんですよ。
当時、今から20年ほど前になりますが、今みたいにベンチャー企業がたくさんあるような環境ではなく、公務員・大手勤務がよいとされていた時代でしたので…。
でも、入社して数年で、この会社の中で働き続けた場合の、自分の人生の先がなんとなく見えてしまったんですよね。
そこで、外資系企業で自分の力を試そう！と決意して、結局その会社は3年で退職し、なじみのあったカナダに、ワーキングホリデーへ行ったんです。
-大手企業での安定を捨てて・・素晴らしい行動力ですね！
ありがとうございます。
それで、その時に気づいたのが「日本から海外への留学をサポートする企業」はたくさんあるけど「留学後、その留学経験を生かした就職をサポートする企業」ってないなぁ、ということだったんですね。
「これだ！」と思いました。
ただ会社を経営するには、会計・財務・ファイナンスを学ぶ必要性があるなということを感じていたので、帰国後はまずいったん東京・青山の会計事務所に就職して、財務などを学びました。
その後、その会計事務所を2017年に退職し「帰国キャリアドットコム」を立ち上げた、というのが経緯になります。
-なるほど。確かに、せっかく海外でいろんな経験を積んでも、それを生かせる職業に就くことができないのはもったいないですよね。
御社のサービスについて、強みも含めてもう少し詳しくお聞かせいただけますか？
はい。弊社のコンテンツは大きく分けて二つあります。
一つ目は、先ほどもお話しした「帰国キャリアドットコム」という人材紹介サービス。
もう一つは、「ポケットワークス」というサービスです。
前者が、面談・企業紹介・面接対策など、弊社のキャリアコーディネーターが時間と頭を使って留学生と企業をマッチングさせ、採用が決まったら企業側からお金を頂戴するというサービスなのに対して、後者は海外留学生と企業のマッチングプラットフォームで、企業側は月額定額で採用し放題というサービスです。
強みとしては、いずれも、いわゆる「転職」ではなく、留学から帰ってきて離職した状態なので、採用までにかかる時間が圧倒的に少ない人材、しかも20代という企業側からしてみれば一番欲しい層の人材をたくさん保有していることですね。
-なるほど。求職者からは、一切お金は取らないのですか？
はい、もちろんです。
-留学帰りの求職者の方からすると、とてもありがたいサービスですね。
これまで会社を経営されていて、一番うれしかった事と、一番苦しかった事を教えていただけますか？
そうですね。
やはり、求職者である留学生が、自分に合った企業に就職できて、どんどん成長していく姿を見た時ですね。
さらなるステップアップを目指して転職を検討するとなった際に、「またお世話になりたいです」と言ってリピーターになってくれることもあって。
そういう時は本当にうれしいですね。
苦しかったのは、やはりコロナの時期です。
留学生自体がいなくなってしまったので、補助金や助成金で何とかつなぎましたが、とても苦しい時期でした。
今では、カナダ在住の私に加え、海外在住のメンバー含む5名のキャリアカウンセラーの方と一緒に事業を展開するに至り、そのキャリアカウンセラーもまた、元留学生の方たちです。
今から3年後のビジョン、10年後のビジョンを聞かせてください。
まずは向こう3年間くらいは、今の事業の事業規模拡大を図る時期にしたいと考えています。
今ってSNSの時代じゃないですか。
これまで通りの広告集客もあるんですが、マーケティングの仕方も変わりつつある。
いま、そこに手ごたえを感じはじめているので、このまま波に乗って事業規模を大きくしていきたいですね。
10年後については、世の中に必要とされる社会性のある事業を展開していきたいという想いがあるので、時代を読みながら、新しいことにもどんどん挑戦していきたいと考えています。
会社情報
さいごに
インタビュー終了後の雑談で、今は奥様と生まれたばかりの娘さんは日本にお住まいとのことで、なかなか娘さんに会えないのがさみしいと、正直な気持ちもお話してくれた岩渕社長。
これからもグローバルに活躍できる素晴らしい人材をたくさんの企業さんとマッチングさせて、日本をもっと元気にしていただきたいなと感じました。
岩渕社長、ありがとうございました！
