不動産の枠を超え、お客様の「日々の生活」に寄り添える存在へ【株式会社テックトップジャパン】千葉康孝社長

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株式会社テックトップジャパン
千葉康孝

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千葉 康孝

今回はテックトップジャパンの千葉社長へのインタビューです。

不動産、訪問マッサージ、飲食店の事業を展開されている同社ですが、そこには千葉社長の強い想いがありました。今日はその秘密をご紹介します。

会社を設立されたきっかけを教えてください

不動産会社は、同じように見えても実は会社ごとに得意分野が違います。

その為、お客様の様々なニーズに応えるためには広い知見が必要と考え、転職しながら土地の仕入れや開発、分譲や注文住宅、マンションなどの収益物件、大型から狭小物件まで、様々な分野を経験してきました。
できることが次第に増え、お客様にも喜んでもらえるようになり、会社からも評価されるようにもなりましたが、、、そんな中で東日本大震災を経験しました。

とても大変な時期でしたし、不動産でお困りの方に沢山お会いしました。

自分も何かしらの役に立ちたいと思いましたが、当たり前ですが会社の方針の範囲内でしか動けないですし、会社員ではできることにも限界があります。
損得抜きでというと大袈裟かもしれませんが、自分にできることを自分で判断して動けるようになりたいと、その時に強く思いました。

うちの父も小さいながらも出版社を経営していたので、ゆくゆくは自分でやりたいなっていうのも若い頃からなんとなく思っていたので、それが起業のきっかけですね。

御社の商品やサービスについて教えてください

不動産というのは、その方の「住まい」を提供する仕事です。
だからこそ、より快適に笑顔で過ごしていただけるように、不動産という枠を超えて、お客様の「日々の生活」に寄り添える存在になれたらと考えています。

弊社にはご高齢のお客様もいらっしゃるので、ご自身の健康不安や将来への不安のお話をいただくこともあるため、身体のケアという観点から「訪問医療マッサージ」、美味しい食事で笑顔になっていただきたいという想いから「飲食店」の経営なども行なっています。

-「訪問医療マッサージ」と「飲食店」とは面白い組み合わせですね

そうですね。不動産を取り扱っていると「相続」に関するご相談も寄せられるので、ご高齢のお客様との打ち合わせの機会も必然的に増えてきました。
体調の面で外出がままならないお客様にも喜んでもらえることができないかと考えて、始めたのがマッサージ師さんの紹介サービスです。

今は墨田区を中心に50〜60人ほどのお客様に、プロのマッサージ師さんに定期的に施術をしてもらっているのですが、健康保険適用なので、低価格で利用できる点も喜ばれています。

また、 店舗物件の売買や仲介のご相談では、とても良いお店なのに経営的に問題を抱えられている方や後継者問題に悩んでいる方に出会うこともありました。

そんな中で、これはホントに「縁があって」という感じではありましたが、茨城県で鰻屋を経営することになりました。お陰様でなんとか軌道にのってきたので、今は都内で別の飲食店をオープンする準備も進めています。

今まで一番嬉しかったこと、辛かったことを教えてください

嬉しかったことは、ちょっと小さい話かもしれませんが、不動産の枠を超えたお手伝いができたときですかね。老人ホームの紹介などは以前より無料で行っていますが、時にはお客様の引っ越し作業を手伝うこともありました。

普通は会社からダメ出しされそうな利益が見込めないことも、社長として自分で決断してやれるようになったこと、それでお客様に喜んでもらえたときは嬉しいですね。 

-それは起業のきっかけでもある千葉社長の「想い」ですから嬉しさも一層ですね

辛かったことは、それがご子息やご家族様に伝わってなくて、「なんで不動産屋がマッサージ師を紹介しているの?」と怪しまれてしまったことですね。
ああ、そういう目で見られてしまうのだなと、ちょっと辛い気持ちになりました。
なので、今はそこが課題ですね。やりようはあると思うので、色々と試行錯誤中です。

経営において、大事にされていることは何でしょうか

大事にしていることは、当たり前ですが道を外れないことです。
不動産業界には、同業の私から見ても、それちょっと酷いよねって思うような取り引きがあります。しかもそれを悪びれもせずに当たり前のように普通にやっちゃう人達も沢山いる。

でもね、何て言うんだろう、、、
少なくとも弊社は、「なんでもあり」みたいなところに足を踏み入れるのはやめようと決めていて、王道で行こうと心がけています。

休日のリフレッシュ方法はありますか?

食べるのが好きなので、食べるのとお酒ですかね。
だから休日に、『一杯やりながら料理を作る』それが結構楽しいですね。

かみさんと一緒に、「じゃあちょっと味付け頼むよ」なんて言いながらね。
それが楽しいです。

今回インタビューを受けてみてどうでしたか?

面白かったです。自分を見つめ直して、自分の仕事を見つめ直して、喋りながら整理ができた気がします。それはすごく、タメになりました。良かったです。
だからできれば月に一度はお願いしたいです(笑)

【株式会社テックトップジャパン】千葉康孝社長

会社情報

株式会社テックトップジャパン

https://tektop.jp/

さいごに

高校でラグビー部に入るつもりが、鉄下駄を履いた先輩の勧誘を断れずに空手部に入部した千葉社長。極真空手の道場にも通いながら大学卒業まで続けられたそうです。
どっしりと腰を落とした落ち着きと満面の笑みから、強さと優しさが溢れていました。
千葉社長、お忙しいところありがとうございました。

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