PROFILE
Vifleur 彫刻リンパエステサロン
岩藤 典子
今回は、【Vifleur 彫刻リンパエステサロン】の社長、岩藤さんに突撃インタビューしてきました。
商品・サービスについて教えてください
弊社では、「彫刻リンパ」というオールハンドによるケアを行っています。
この彫刻リンパには、ボディ、フェイシャル、ヘッドの3種類があります。また、ケアに使用する製品や基礎化粧品には8つのブランドを揃えており、入浴剤から手頃な化粧水、エイジングケアに特化したプレミアムな商品の物販も行っております。
さらに、彫刻リンパとは別に、高濃度の美容液を使用したヒト幹細胞などの顔の細胞の奥深くまで届けるケアも行っています。これは、白髪や抜け毛が気になる方へ若返りを図ることを目的にしています。
また、脂肪溶解効果も期待でき、高圧ジェットスプレーを使用したケアも随時行っています。
その他にも、弊社ではスクール事業も展開しており、彫刻リンパの技術を習得したい方向けに指導をしています。
スクールでは、例えばボディの技術の習得には30時間を要し、通常2〜3ヶ月かけて学んでいただいています。スクールを修了した後は、協会に加入することで「彫刻リンパセラピスト」として認定され名乗ることができます。
個人的には、看護師としての経験から、単に美しくなるだけではなく、健康的な美しさを求めています。彫刻リンパは整体でもエステでもない独自のケア法であり、私はそれを整体とエステの間の子と説明しています。
彫刻リンパケアによって、腕や足のバランスが整い、骨盤矯正されたような新感覚のオールハンドケアだと思っています。
ただ体の歪みやリンパの流れが悪い場合、痛みを伴う可能性があります。
しかし、ハンドケアなので痛みがあれば強さを都度調整するなど、お客様に合わせた施術をします。痛みが良いというようなことはありません。
強みはなんですか？
彫刻リンパケアは、整体とエステの間にある技術だと思っています。
私は元看護師の経験から、お客様の体に寄り添ったケアを提供しています。
さらに、スクールでの指導では、エビデンスや臨床経験に基づいて分かりやすくお伝えすることができます。
この仕事をはじめたきっかけを教えてください
元々は看護師として勤務していました。
看護師として赤ちゃんのICUで働いていた際に、とても繊細なケアが多いため非常に疲れを感じていました。そのような経緯があり、エステティシャンへの転職を決意しました。
初めてみるとエステの仕事をすることが本当に楽しく、将来的にもエステに携わる仕事をしていきたいと考え始めました。
その中で資格を取得しようと探していて、民間資格の「彫刻リンパ」というものに出会いました。
そして彫刻リンパの資格取得後、自宅サロンで活動し始め、後に講師資格も取得しました。
それからは講師としても活動し、生徒に指導していく中で、「このままでは生徒が巣立った後にこの技術を使える場所がないな」と思うようになり、約7年前に今のサロンを見つけ開業しました。
開業してから今年で8年目になります。
サロンを経営していて苦しかったことを教えてください
苦しかったことは、お客様がつかないことや、イベントで絶賛されながらもサロンでの予約が急にキャンセルになってしまうことです。
お客様それぞれにご都合や忙しさがあることはわかっています。しかしキャンセルなどが立て続けに起こると、心が折れそうになりました。
自分をもっと高めなければお客様がついてこないし、ケアの技術だけではなく自己の成長も必要であることを痛感しました。
ーそれがチャンスになったということもあったんですよね
そうですね。自分が変わるチャンスなんだなという風に思って過ごしました。
この仕事をしていて1番嬉しかったことを教えてください
彫刻リンパケアを卒業した教え子の話ですが、卒業してすぐその教え子は独立しましたが、生計を立てることが難しい状況でした。
ですがその教え子が最近、彫刻リンパケアの講師資格を取得したんです。
先日セラピストとして5周年記念のパーティーを開催したのですが、パーティーにはその教え子のお客様がたくさん訪れ、教え子のことを慕っている姿が見られました。
教え子が成長し、お客様に慕われている姿を見て非常に喜びを感じています。
社長のこれだけは負けない！というところはなんですか？
私には人を巻き込む力があると思っています。
イベントを企画する際、出展者のほとんどを自分で招待することができました。
参加店舗が約30店舗、来場者が約100人というイベントを30回近く企画してきました。
これは私の人を巻き込む力があったからこそできたことだと思っています。
ー100人規模はすごいですね
ありがとうございます。30店舗の出店者にそれぞれ3人を招待するよう依頼しているため、90人もの方が参加してくださることになりました。その中には私が招待した人たちも参加してくださっています。出店者は30店舗ですが、1ブースに2、3人で出店していて、毎回100人を超えています。
ーどんなイベントですか
マッサージ、エステ、占い、ワインブース、お花の作成など様々なブースがあります。
イベント会場も屋内ではありますが、明るくて素敵な場所で開催しています。
お客様には入場料と引き換えに、イベント内で3つの商品や体験ができるチケットをお渡ししています。無料よりも体験や商品を使用することで、お客様に付加価値を感じてもらうことができます。
その他に物販ブースもあり、出店者には出店料は頂戴しているのですが、イベントで売上を上げても出店料以外は頂いていないんです。
マッサージやエステなどの施術は、物販とは異なり、1日で直接的な売上を上げることは難しいですが、100人の参加者に知ってもらえる場として活用してもらっています。
店舗側にはお客様と交流することで、今後の仕事に繋げていただきたいと思っています。
3年後のビジョンを教えてください
現在、商品事業をさらに拡大させ、マネージャーとしての役割になることを目指しています。
具体的には、CP（定型店舗）になろうとしています。CPになると卸現場との直接取引が可能になり、より販売しやすくなるので、それに伴うように自身のグループを拡大できたらと考えています。
この取り組みを通じて、エステサロンなどの経営が困難なサロンにもサポートできたり、売り上げ向上のコツなどをお伝えする役割もしたいと思っています。
美容業界はだいたい3年で9割が閉店してしまう業界なので、閉店を回避できるようにサポートをしていきたいです。
10年後のビジョンを教えてください
10年後ですか、、、私は大きなビジョンを立てることが苦手で、その点を改善していかねばならないと感じています。
3年後には裏方としてのサポートを強化したいと話したと思いますが、将来的にはその範囲を広げ、生徒を増やし、卒業していった方々の売上を伸ばすことをしていったり、SNSを含めたサポートも充実させていきたいと思っています。
後は、3つの観点を大切に継続して取り組もうと思っています。1つ目は自分自身もしっかり倒れないでいられる土台づくり、2つ目に自らのグループを拡大していくこと、3つ目に他者をサポートすることです。
ー10年後、サロンの規模を拡大したいとかはないんですか？
私は、育てることを優先したいんです。
スクールを卒業し雇ってほしいと言われ、雇用する方法もあります。
しかし個人的には、彫刻リンパのスクールに学びに来られた方は、自らのお金で学んだ技術であり、「これでやっていきたい」という姿勢の方が多いと思っています。
例えば、卒業生のサロン経営が難しい場合、私が雇用してしまうとその方が成長できないかもしれません。私はその方が成長できるように雇用とは違う方法でサポートしたいんです。
それに私が雇用してしまうと、その方がスクールに訪れた時の本来の目的とは違う形になるとも思っています。
ーではいずれ、彫刻リンパのようなブランドを作りたいという希望はないですか？
それは考えていません。自分で技術を確立するよりも、既存のものを大きく発展させる。
例えば1を100に、100を1000に引き上げることに魅力を感じます。1000に達するには、仲間を増やす必要があります。
そのためには、既存のものを10や100に伸ばすための改善を重視し、自らも成長し、仲間を集める力を身につけたいと思っています。仲間が集まるためには、自分自身も価値のある目標を持ち、他の方を引き付けられる魅力を持つ必要があります。そのために、自らが成長し、自らを高める必要があると思っています。
ーやっぱり、10年後も3年後もキーワードはイベントですか？
人を巻き込むことが得意なので、これからもイベントを開催していきます。
イベントでは参加者同士の絆や紹介が生まれたり、イベントを通じて売上が伸びる人も多いです。もちろん中には変わらない方もいます。
卒業生の中にはイベントで出会ったお客様との繋がりが続きサロンに通われている方や、その人の人生に影響を与える出会いなどもありますね。
人との出会いは、その人次第で大きく影響が変化することを考えると面白いですよね。
会社情報
Vifleur 彫刻リンパエステサロン
Instagram
さいごに
今回はDavRu株式会社の社長、岩藤さんにお話を伺いました。
「彫刻リンパ」というケア法を提供し続けるための情熱や自らを高めるための努力、そして周りをサポートをしていきたいという想いとても素敵だなと思いました。
岩藤さん、ご協力本当にありがとうございました！
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